福井県福井市河合寄安町で気密測定

稜です。

 

新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

12月23日は福井県福井市河合寄安町で
㈱中西工務店さまの現場の
気密測定を行いました。

中に上がります。

壁の断熱材は、
グラスウールのアクリア。
充填した後、
上から気密シートを貼って
気密を確保しています。
ジョイント部分には
ピッチリとテープが
貼ってありました。

 

こちらの施工を担当された
北陸グラスロン㈱さんも、
施工責任として結果を確認するべく
現場に立ち合いされました。

気密シートを抑えるための
タッカーを打ってある箇所に、
上からテープが貼ってあります。
素晴らしいですね。

 

シートにタッカーを打つと
小さな小さな穴が出来ます。
シートで気密を取っている場合は、
上からテープで貼ったりしない限りは
その穴から少なからず
漏気してしまうものです。
数か所だけならまだしも、
それが数百か所ともなると
気密を落とす原因となりえます。

 

全箇所にテープを貼るとなると
とても大変なことですが、
必ず気密の向上に繋がって
結果になると思います。

天井の断熱材は、
パイナルフォームネオ。
取り合いにはしっかりと
コーキングが打たれています。

サッシはYKK APW430。
樹脂トリプルガラスです。

チェックしていきます。
サッシ周りはテープで
気密処理されています。

お風呂周りはウレタンで
気密処理してありますね。

配管の貫通部も
ウレタンと粘土を使って
気密処理してあるようです。
内外でしてあるので、
とても良いと思います。

玄関のパッキンには、
強力な粘着性のテープの
イゾベール・バリオ
マルチテープ SL が貼られています。

こちらの現場は、
基礎断熱で第一種換気システムの
澄家が取り付けられています。
基礎には給排気の出入り口となる
大きな穴がありますので、
ここをテープで目張りします。

基礎断熱の場合は、
水抜き穴のチェックも
欠かせません。
モルタルを穴に詰めてありますね。

水抜き穴が一ヶ所空いています。
ここは基礎に溜まった水を
抜き切るための穴ですね。

粘土を使って穴を塞ぎます。
これなら測定が終わった後に、
すぐ外せますからね。

チェックが終わりましたので、
測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.18cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

C値改善作業(隙間埋め)
をはじめます。
配線の貫通部から
漏気が感じられました。
どうやら留め具がある場所に
隙間が出来てしまっていた様ですね。
しっかりとウレタンを詰めて
気密処理をしました。

一階天井の外周部からも
かすかに漏気があります。
数値にどの程度影響するかは
分かりませんが、
ウレタンで気密処理をします。

 

それでは再度測定を始めます。
結果は…

C値=0.17cm2/m2の高気密です。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

 

αA (家全体の隙間面積)が
26cm2 → 25cm2
と改善されました。

この結果に、
立ち合いされた監督さんや
北陸グラスロン㈱さんも
喜んでいるご様子でした。

 

とても素晴らしい気密。
皆さんの熱意や努力から
成った賜物ですね。

気密測定

Posted by fok-rs