石川県羽咋郡志賀町で気密測定 2024/09/17
おはようございます
健太郎です。
9月17日は 石川県羽咋郡志賀町で
㈲端工務店さまの現場の
気密測定を行いました。
清掃された明るい室内。
断熱材は天井がセルロースファイバー。
壁がグラスウールの仕様です。
それらの断熱材を
調湿する気密シート(すかっとシート)に
充填して気密処理。
床の断熱材は
カネライトフォーム 100mm。
剛床の取り合いに
気密テープを貼った施工。
柱まわりはコーキングに
よる気密処理。
サッシは YKKの APW330。
樹脂ペアガラス。
リビングの掃き出し窓の
ガラスに つぶつぶが…。
APW330 の真空トリプルです。
サッシ周りは コーキングと
ウレタンにより気密処理。
空が 青いなぁ。
面材はダイライト。
ダイライトのジョイントに
気密テープを貼った仕様。
給湯給水配管の周りは
コーキングで気密処理。
1本1本しっかり気密を
取った仕事でした。
では 測定を開始します。
気になる気密測定の結果は ...。
C値 = 0.49cm2/m2 の高気密でした。
表示は四捨五入により0.5cm2/m2。
それでは C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
まずは玄関ドア。
養生を噛んでしまい漏気あり。
養生を外しました。
壁の気密シートをL字に
折って床で止めてます。
写真の隙間から漏気あり。
隙間に床用のボンドを充填しました。
掃き出し窓から
漏気あり。
大工さんにサッシ調整
してもらいました。
ここは天井と壁の取り合い。
その取り合いから電線が出ていたのだが
施工が甘く、微量の漏気あり。
気密テープで電線を丁寧に
サンドして漏気を止めました。
天井にシートが貼られた部分は
1階の下屋部分。
天井と梁の取り合いから
漏気を感じます。
大工さんにコーキングを
入れてもらいました。
こちらも同様なケース。(奥が下屋)
ダイライトの下端は 気密テープで
気密処理されていますが
ダイライトの上端と 梁と天井の
取り合いに気密処理がない。
それぞれにコーキングを充填し
指でなぞって押さえました。
ここはダイライトに対し
気密シートを折り返して
気密テープで施工されています。
ここまでは良いのですが
それだけだと梁とダイライトの
隙間から漏気する可能性があります。
ダイライトと梁の取り合いに
気密テープを貼ってもらいました。
ここは2階の物置エリア。
間仕切り壁の辺りの
漏気量が多い。
気密シートの接手だったためか
上から下まで所々に漏気が…。
漏気が無くなるまで
しっかりテープを施工しました。
それでは再測定します。
気になるC値改善後の結果は ...。
C値 = 0.39cm2/m2 の高気密でした。
表示は四捨五入により0.4cm2/m2。
気密処理を頑張られた監督さんは
「0.3cm2/m2に入りたかった」と
悔しがられていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
56cm2 → 45cm2 と
11cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.46 → 1.36 と隙間風が入り難い
特性に大きく改善。
玄関ドアは YKK イノベストD50。
漏気量が多そうだったので
参考値になりますが目貼りして
測ってみることに。
その結果は …。
C値 = 0.33cm2/m2の超高気密でした。(参考値)
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。
玄関ドアに 7cm2の 隙間がある結果。
やはりサッシ・ドア調整は大切です。
完成までにサッシ調整して頂き
より良い気密でお施主さまを
迎えたいですね。