福井県福井市で気密測定 2024/10/11
健太郎です。
10月11日は 福井県福井市で
㈱ナチュレホームさまの現場の
気密測定を行いました。
断熱は屋根・壁ともに
セルロースファイバー。
外壁側にネオマフォームを
貼った付加断熱仕様。
気密シート貼りの仕様で
壁のシートは イゾベール・バリオ
エクストラセーフ。
調湿性のある気密シートです。
天井と梁の取り合い、
梁とシートの取り合いには
コーキングが太めに施工されていました。
剛床の取り合いは
気密テープで気密処理。
柱周りはコーキングが
充填されています。
コーキングは太く打たれており
押さえもしっかり効いてそうです。
サッシは リクシルの
EW(樹脂トリプルガラス)。
サッシ周りは
気密テープで気密処理。
漏気し易い入隅には
コーキングが入っていました。
サッシ屋さんがサッシ調整されています。
高性能サッシですがパフォーマンスを
引き出すには調整したほうが良いです。
天井の気密シートの施工が
めちゃくちゃきれい。
シートのジョイントは漏気させないよう
極太テープで施工されていました。
天井にはこのようなBOXが
何箇所か施工されていました。
「ダウンライト用ですか?」と伺ったところ
シーリングライト用のボックスでした。
仕上げのときに電線を引っ張って
漏気させないためのBOXのようです。
天井から生えた電線は
1本1本コーキングで気密処理。
筋交いまわりは気密テープで
気密を取ってから取り合いを
コーキングで攻めた施工。
ここは玄関土間まわり。
土台と基礎がほぼ見えません。
土台に断熱材がぴったり張り付くよう
コーキングと気密テープで
施工されていました。
では測定を開始します。
気になる気密測定の結果は ...。
C値 = 0.055cm2/m2 の超々高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
それでは C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
大きい縦滑りの窓から漏気を感じます。
すべり出し窓は 引き違い窓と比べ
気密性能は高いです。
大きい縦滑りはパッキンの
当たりが少し悪くなり易く
サッシ調整は必須だと考えます。
坂井社長が気密コンセント
ボックスまわりを
漏気チェックされてます。
大樹さんが筋交いまわりの
気密処理を強化。
あとはひたすら天井の
気密シートに貼ったテープを
浮きを押さえます。
テープ内の気泡を抜いて
追加で気密テープを塗布。
気密測定器で減圧し
漏気チェックしてます。
天井の気密シートがパンパンに
膨らんでいますが漏気箇所は
ほぼ無く気密の強化がメイン。
この処置が経年劣化に強い家を
生み出します。
それでは再測定します。
気になるC値改善後の結果は ...。
でました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!! (0.05cm2/m2未満)
正確には…
C値 = 0.046cm2/m2 の超々高気密でした。
この測定結果に 坂井社長はとても喜び
詳細結果を確認されていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
6cm2 → 5cm2 と
1cm2の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.18 → 1.07 と隙間風が
入り難い特性に大幅改善。
丁寧な仕事で良い気密。
ナチュレホームさまは
経年劣化に強い、ずっと快適に暮らせる
家づくりを目指しています。