富山県富山市で気密測定 2024/10/30

おはようございます
健太郎です。

10月30日は 富山県富山市で
㈱作造さまの現場の気密測定を
行いました。

断熱材は 屋根・壁ともに
ウレタン吹付断熱。

LDKは 天井が高い設計。

サッシは YKKの APW330。

樹脂ペアガラス。

窓からの景色。

軒が深く、塀まで伸びてました。

塀が高いため 外からの

視線が気になりません。

それでは測定します。

気になる気密測定の結果は ...。

C値 = 0.21cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

では、C値改善(隙間埋め作業)を

開始します。

 

まずは キッチンの配管、配線まわり。

床の気密は取ってあったのですが

配管の高さの調整、電線の長さ調整で

動かしてしまい、コーキングが

切れたようです。

 

ウレタンを充填して

気密を取り直しました。

ここはパイプシャフトのエリア。

漏気があったため追加で

ウレタンを充填しました。

パイプの影(裏)になる

部分が漏れやすいです。

ここは玄関土間エリア。

実はこの現場、一部の壁が

角度の付いた壁(直角でない壁)になっています。

土間の入隅。

角度が付くと気密的にはすこし不利。

入隅から漏気していました。

漏気箇所にウレタンを充填。

土間の断熱材の取り合いからも

漏気がありました。

こちらの入隅も同様です。

もともと、気密パッキンの

入隅は漏れやすいが… 。

 

角度が付くと漏気する可能性が

さらに高い気がします。

こちらは 出隅。

なかなか鋭角です。

漏気があった箇所に

ウレタンをたっぷり充填しました。

 

それでは再測定します。

気になるC値改善後の結果は ...。

C値 = 0.17cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

測定に立ち合いされたお施主さまは

測定結果をとても喜ばれていました。

 

今回のC値改善により

αA(家全体の隙間面積)は

33cm2 → 27cm2 と

6cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は

1.46 → 1.40 と隙間風が入り難い

特性に改善。

n値が少し、大きめに出ていますが

αA= 27cm2 と隙間量は小さいため

さほど気にすることはないと思います。

 

引き違いサッシが5枚あったため

引渡し前にサッシ調整で

良くなる可能性があります。

開放的な空間がある現場。

夏・冬ともに快適に

過ごせると思います。

気密測定

Posted by fok-rs