石川県白山市で気密測定 2024/12/24
稜です。

2024年12月24日は石川県白山市で
㈱山下工務店さまの現場の
気密測定を行いました。


中に上がります。


屋根と壁の断熱は共に、
ウレタン吹き付け断熱と
なっています。

サッシはYKK APW430。
樹脂トリプルガラス仕様です。

チェックしていきます。
サッシ周りはテープを貼って
気密処理してあります。
接着面の形状に沿ってビチッと
食い込むように貼ってあるのが
とても良いですね。

現場は床断熱ですので、
床を貫通している排水管などは
気密処理しておく必要があります。
しっかりとウレタンを吹き付けて
処理してありますね。

お風呂周りの処理です。
ボード状断熱材の取り合いに
ウレタンを吹き付けてありますね。
結構モコッと吹き付けてありますが
念の為チェックしてみましょう。

おっと、怪しい箇所を発見。
中央辺りのウレタンに境が
出来ているのが分かりますか…?
この分かりにく~い隙間ですが、
実際漏気を起こしていました。

上からウレタンを吹き付けて
気密処理を行いました。
こうして見ているだけでは
かなり分かりにくい隙間でしたので、
見逃してそのままになっていても
おかしくなかったと思います。
埋められてよかったよかった。


他にも柱や筋交いの下端に
ウレタンを吹き付けて
気密処理をして回りました。
床断熱の現場では、
大引きと断熱材の取り合いか、
床の合板の取り合いにテープを
貼って気密処理したりします。
(床下からウレタンを吹き付けて
気密を確保している現場もあります)
こちらの現場は前者のやり方で
気密を取っているのですが、
柱や筋交い用の切り欠きから
漏気してしまうケースもあるんですよね。
ですので、それを防止するために
切り欠きの溝にウレタンを詰めて
気密処理している訳です。

それでは測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.081cm2/m2の
ウルトラ気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

この結果に、
立ち合いされた監督さんは
納得されたご様子でした。
素晴らしい気密ですね。
実施した改善作業にどれだけの
効果があったのかは分かりませんが、
少なからず良くなっているはずです。
これだけ良い気密であれば、
快適で暖かな生活が出来ますね。