石川県金沢市で気密測定 2025/01/21

おはようございます
健太郎です。

1月21日は 石川県金沢市で
Hamamoto建築研究室さま監修、
㈱雅さまの現場の気密測定を行いました。

断熱材は 屋根がネオマフォーム 100mmに

付加断熱でグラスウール 100mm追加。

壁の断熱材はグラスウール。

 

壁の断熱材は未施工。

充填前の測定になります。

面材は EXハイパー。

室内側で梁・柱・間柱の取り合いを

コーキングで気密処理。

土台と柱・間柱はもちろん

剛床の取り合いにも

コーキングを充填。

屋根のネオマフォームの

取り合いは 気密テープと

コーキングを施工。

勾配天井は フラットな天井より

気密処理の難易度が上がります。

それでも丁寧に施工されていました。

剛床のジョイントには気密テープ。

柱周りは コーキングを充填。

サッシは エクセルシャノンの

樹脂トリプルガラス。

サッシ周りは 気密テープと

コーキングで気密施工。

ビス穴にも気密テープが

貼られていました。

それでは 測定します。

気になる気密測定の結果は ...。

C値 = 0.23cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

では C値改善(隙間埋め作業)を

開始します。

 

気密はかなり良いのですが

n値 = 1.70 と比較的に隙間風が

入りやすいと機械が示しています。

スリーブの目貼りの貼り忘れや

ポカミスが無いか探すが見つからず。

大工さんが 天井の

ネオマフォームをチェック。

コーキングが切れた部分から

漏気があるようです。

上からコーキングを充填して

指で押さえて塞ぎます。

梁とネオマフォームの

取り合いからも漏気を感じる。

たっぷりコーキングを充填して

しっかり押さえました。

面材と柱の取り合いからも

ちょこちょこ漏気がある模様。

 

特にコーキングの薄いところから

漏れがありました。

上から気密テープを貼って

隙間風の侵入を防ぎます。

取り合いが難しい

三角の断熱部分。

この箇所は漏れやすいですね。

最終的に気密テープを上から

貼って押さえました。

外部収納の取り合いから

漏気を感じる。

コーキングを充填してから…

気密テープを塗布。

漏気が止まり切らない場合は

この方法で乗り切ります。

金物まわりからの漏気が多かった。

面材と柱の隙間を攻めづらいためか

8カ所くらい同様な漏気があった。

大工さんにコーキングを

たっぷり充填してもらい

隙間が埋まるように

指で押さえて漏気を止めました。

3時間くらい

攻めたでしょうか。

見た目はしっかり施工されているため

ひたすら手を当てて漏気をチェック。

漏れていたら → 埋めるを繰り返しました。

 

それでは再測定します。

気になるC値改善後の結果は ...。

C値 = 0.089cm2/m2 の超々高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

C値改善を頑張られた ㈱雅の

中井代表は満面の笑みでGoodポーズ。

 

今回のC値改善より

αA(家全体の隙間面積)は

29cm2 → 11cm2 と

18cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は

1.70 → 1.32 と隙間風が入り難い

特性に大きく改善。

大きなポカミスが無い現場で

0.23cm2/m2の 気密から

18cm2 の改善は驚異的です。

 

これぞ、C値改善の醍醐味!!

完成気密がとても楽しみです(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs