岐阜県各務原市で気密測定 2025/01/24

おはようございます
健太郎です。

1月24日は 岐阜県各務原市で
㈱渡辺建設 プラスホームさまの現場の
気密測定を行いました。

屋根の断熱材は30倍発泡の

硬質ウレタン。

弊社の通気遮熱FOボードを

ウレタンの下地材として

母屋間に施工し …

硬質ウレタンが

吹付されていました。

壁の断熱材はグラスウール。

断熱材充填前(壁)の測定になります。

柱・梁と面材の取り合いに コーキング。

梁と柱・間柱の取り合いには

気密テープが施工されていました。

面材は ハイベストウッド。
この後、面材に付加断熱として
EPS(ビーズ法ポリスチレンフォーム)を
貼っていく予定。

サッシは YKKの APW330。

樹脂ペアガラス。

サッシ周りは コーキングを充填。

隙間の広い箇所には ウレタン。

窓まぐさの取り合いは

気密テープを施工。

測定前に外回りをチェック。

基礎のスリーブを断熱材で

栓してあります。

でも、隙間が大き過ぎて

かなり漏気しそう…。

断熱材を抜いて

気密テープで目貼りしました。

それでは 測定します。

気になる気密測定の結果は ...。

C値 = 0.47cm2/m2 の高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.5cm2/m2。

では C値改善(隙間埋め作業)を

開始します。

 

まずは面材を貫く電気配線の

まわりにコーキングを充填。

小さな隙間ですが

4カ所ほどありました。

おっと

面材と柱の取り合いの

コーキングの打ち忘れ。

作業の途中に電話が掛かってくると

施工漏れが発生しやすい。

ここは下屋の立ち上がり。

面材の裏やジョインを伝って

漏気する可能性があります。

 

面材の下端とジョイントに

ウレタンを充填しました。

ここも下屋部分。

面材を突き合せた出隅部分。

ここにもウレタンを充填。

火打ちまわりも漏気の

定番箇所です。

取り合いにウレタンを入れました。

ウレタンの取り合いに天井下地。

胴差と下地隙間から矢印のように

漏気あり。

取り合いに気密テープを

L字に貼りました。

1階の下屋エリア、2階の天井と

施工するエリアがかなり広い。

人海戦術で攻めました。

ん?

そこから漏気するなら

ウレタンの隙間がめちゃ気になる。

見えますか?

ウレタンと下地の隙間。

ここからかなり漏気していることを発見。

矢印のように漏れてます。

ウレタンにテープは厳しい。

取り合いに極太でコーキングを充填。

2段構えで気密施工をしました。

施工エリアが広いので なかなか

時間が掛かりましたが...。

 

それでは再測定します。

気になるC値改善後の結果はいかに。

C値 = 0.14cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

測定結果に 渡邉社長はGoodポーズ。
とても喜ばれていました。

 

今回のC値改善により

αA(家全体の隙間面積)は

59cm2 → 18cm2 と

41cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は

1.56 → 1.28 と隙間風が入り難い

特性に大幅改善。

いやいや、0.5cm2/m2 → 0.1cm2/m2 って

凄くないですか!!

改善量 41cm2も かなりえぐい。

 

限られた時間の中

人海戦術で的確に改善を行えた

結果だと思います。

これがあるから気密測定は面白い。

完成気密が楽しみです(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs