福井県福井市で気密測定 2025/04/15
おはようございます
健太郎です。

4月15日は 福井県福井市で
㈱増田材木店さまの現場の
気密測定を行いました。

玄関までのアプローチ。
軒が深い設計です。
耐力面材は ニチハの『あんしん』。
面材のジョイントに気密テープを
貼った気密施工。

2階リビングの設計のようです。
屋根・壁の断熱材は
セルロースファイバー。
断熱材充填前の測定になります。

外壁側は のちに付加断熱として
ロックウール100ミリを貼る予定。

サッシは 樹脂トリプルガラスの
ウエルネストウインドウ。
ドレーキップ窓(内開き)になります。

サッシ周りは 気密テープにより
気密処理されていました。

ここは玄関土間エリア。

基礎に密着するように断熱材が
施工されていますが
気密テープに覆われているため
全く見えません。
基礎に対しても
テープの食いつきが
かなり良さそうです。

天井を見上げると
マス目のようにびっしりと
気密テープが施工されていました。

近くで見るとこんな感じ。
梁と合板の取り合いに
シワ1つ無く、美しく
気密テープが施工されてます。
実は屋根側(上)からも
同じように気密テープが
施工されたダブルの気密施工。

床の断熱材は大引き間に
ネオマフォーム100ミリ。
さらに剛床の上に押出法
ポリスチレンフォーム25ミリを施工。
間仕切り壁の中にも施工。
大引きの熱橋対策です。(断熱材が無い部分の対策)

ウレタンに覆われているのは
ホールダウン金物。
結露防止の施工になります。

それでは 測定します。
気になる気密測定の
結果はいかに ...。

C値 = 0.057cm2/m2 の超々高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

すでにかなり良い気密ですが
C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
まずは窓周りの漏気をチェック。
サッシ、気密施工した箇所からの
漏気はありませんでした。

ユニットバスの下はどうかな。

貫通部はコーキングと
気密テープが施工されており
漏気なし。

排水・給水配管まわりから
漏気を感じる。

ウレタンを丁寧に
充填して漏気を止めました。

同様の箇所からも
漏気があった模様。

給水配管に触れて
配管が動くと根元から漏気する
可能性があるので注意です。

ガデリウス製 木製玄関ドア。

下端からは漏気なし。

「左上からめっちゃ漏気してる。」
と増田代表。

大工さんが玄関ドアを調整中。
養生のテープが邪魔をしていたようです。
しっかりドアとパッキンが
当たるように調整しました。
それでは再測定します。
気になるC値改善後の結果は ...。

でました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!! (0.05cm2/m2未満)
正確には…
C値 = 0.024cm2/m2 の超々高気密でした。

測定結果をとても喜び
笑顔で指さし確認。
0.024cm2/m2 は 増田材木店さまで
最高新記録です。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
7cm2 → 3cm2 と
4cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.16 → 1.12 と隙間風が入り難い
特性に僅かながら改善しました。

αA = 3cm2 は
驚異的な 気密スペック。
この気密を保ったまま
完成気密を迎えたいですね(^^♪