石川県七尾市で気密測定 2025/07/28

おはようございます
健太郎です。

7月28日は 石川県七尾市で
㈱コンセプト建築設計さまの
現場の気密測定を行いました。

大きな平屋の現場です。

廊下がかなり長い設計。

断熱材は 屋根・壁ともに
アイシネンのウレタン吹付断熱。

小屋裏がとても広い。

サッシは YKKの APW430。

樹脂トリプルガラス。

サッシまわりは

気密テープにより

気密施工されていました。

床の剛床の取り合いも

気密テープが施工してあり

柱の立ち上がりにも

気密テープ。

 

エッジくっきりで

しっかり押さえて

施工されてます。

筋交いを取り付ける前に

気密施工されています。

 

筋交いを取り付けてから

気密施工すると

筋交いの下の気密施工ができないので

施行手順は 注意が必要です。

家の外周部となる

柱&間柱と床の取り合いには

コーキングが入っていました。

部屋の入隅には気密テープが

施工されています。

木材同士の取り合いから

漏気させない処置です。

ユニットバスは土台と断熱材の取り合いに

ウレタンがきれいに吹かれていました。

漏気し易い配管貫通部は

何重にもウレタンで

気密施工されている様子。

 

漏気チェックしましたが

漏れなしでした。

天井下地から上は

ボードを貼らないので

天井に掛かるように

大量のウレタンが吹かれています。

 

本来、梁が見える風景ですが

梁がウレタンで覆われており

熱橋対策になっています。

唯一、懸念されるのが

玄関戸が片引き戸です。

 

使い勝手が良いので

人気はありますが

気密が悪くなることが多いです。

減圧して漏気チェック。

片引き戸なのに

めずらしく漏気が

ありませんでした。

掃き出し窓の漏気もチェック。

ここもほぼ漏気なし。

それでは測定します。

気になる気密測定の結果は ...。

でました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!! (0.05cm2/m2未満)
 
正確には…
C値 = 0.027cm2/m2 の超々高気密でした。

測定に立ち会いされて

お施主様はとても喜ばれていました。

 

αA(家全体の隙間面積)= 5cm2。

n値(隙間特性値 範囲1~2)= 1.00。

 

玄関ドアが片引き戸で

n値が 1.00の最高値。

隙間風が超入り難いと機械が示しています。

 

片引き戸採用で この記録は

はじめてかもしれません。

大工さんに来たところ

玄関戸の取り付けはサッシ屋さんにも

手伝って頂いたとのこと。

 

使い勝手が良い 片引き戸採用で

圧倒的な気密力。

真冬でも暖かい 素敵な家に

なりそうですね。

気密測定

Posted by fok-rs