石川県かほく市で気密測定 2025/09/27

おはようございます
健太郎です。

9月27日は 石川県かほく市で
㈱桐工房さまの現場の
気密測定を行いました。

玄関ポーチの天井にあたる

ネオマフォーム。

 

取り合いに気密テープを

丁寧に施工されてました。

パネル工法の現場です。

断熱材は 天井・壁・床
共に ネオマフォーム。

 

リビングは勾配天井の仕様です。

柱間に納まるパネルの

取り合いには気密テープ。

 

家の外側でも同様に

気密テープが施工されてます。

天井のネオマフォームと梁の取り合いは

気密テープとコーキングにより気密施工。

 

こちらからは見えませんが

屋根側からも気密テープが

施工されています。

ネオマフォームを支える

ピン(金物)の上から

気密テープが貼られています。

 

ピンとネオマフォームの

隙間から漏気するのを

防ぐ処置です。

サッシは YKKの APW430。

樹脂トリプルガラス。

サッシ周りは

コーキングにより

気密施工。

床の気密は剛床のジョイント

部分に気密テープ。

柱周りには ウレタンが

充填されていました。

排水配管まわりは

コーキングによる気密施工。

きれいに施工されており

漏気なし。

それでは 測定します。

気になる気密測定の結果は ...。

C値 = 0.23cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

では C値改善(隙間埋め作業)を

開始します。

 

まずは 基礎の水抜きの穴。

この現場は基礎断熱仕様(床下が室内扱い)。

基礎に開いた穴は漏気に直結しやすい。

後に処理するので

水抜き穴に気密テープを

貼って目貼りしました。

電線まわりはコーキングが

入っていました。

が… 電線下端から漏気あり。

 

リカバリーとして、室内側から

漏気箇所にウレタンを充填。

外からも貫通部に

ウレタンを入れました。

ここは玄関ドアまわり。

矢印のように柱と木材の

隙間から漏気あり。

漏気している取り合いを

覆うように 気密テープを

貼りました。

最後は 勾配天井の高い位置。

壁のパネルと天井のネオマフォームの

取り合いから漏気あり。

 

ウレタンが充填されていましたが

それでも漏気していました。

しっかり止まるまで

ウレタンをたっぷり充填。

 

それでは 再測定します。

気になるC値改善後の結果は ...。

C値 = 0.17cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

リカバリー作業を頑張った

監督さんは測定結果に

ほっとされていました。

 

今回のC値改善により

αA(家全体の隙間面積)は

31cm2 → 23cm2 と

8cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は

1.44 → 1.19と 隙間風が入り難い

特性に大幅改善。

そもそも良い気密でしたが

C値改善により 隙間が埋まり

隙間風が入り難い家に改善。

 

パネル工法に限らず

2重(内外)の気密施工すると

経年劣化に強い、気密の良い家になり易い。

費用が掛かりますが

そこに拘るのは良いと思います(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs