福井県鯖江市で気密測定 2025/10/30

稜です。

2025年10月30日は福井県鯖江市で

㈱ハウジングサービスさまの現場の

気密測定を行いました。

おっと、玄関ドアは片引き戸ですか。

隙間が少ないことを祈ります。

中に上がります。

現場は屋根・壁ともに

ウレタン吹き付け断熱と

なっています。

サッシはYKK APW330。

樹脂ペアガラスですね。

 

サッシ周りはコーキングを使って

とても丁寧に気密処理されています。

床はこの合板の下の断熱材と

大引きの取り合いにテープを貼って

気密処理を施しています。

柱周りは漏気を起こしやすいため

別途上からコーキングで切り欠きを

埋めて処理を施してありました。

外周部もしっかりと埋めてありますね。

 

下側(大引きと断熱材の取り合い)で

気密処理を施す場合は、

柱周りや配線配管の床貫通部だけでも

別途処理しておくのがおススメです。

屋根のウレタンに怪しい箇所が

ないかチェックしていたところ、

下地の端の取り合いに漏気している

箇所がいくつかありました。

 

端の部分は吹き付けが難しいですし、

隙間が残りやすいのでしょうね。

こちらは勾配天井の部分ですので、

下地がウレタンと接している個所には

漏気している隙間だけを埋めるように

追加でウレタンを吹き付けて処理。

 

下地が梁と密接している個所は

ウレタンで吹き付けて処理すると

後工程の邪魔になってしまうので、

テープを貼って処理を施しました。

他にも耐火ボードの端の方から

漏気があったりしましたが、

こちらは勾配天井ではありませんので

モコモコにウレタンを吹き付けたところで

邪魔になることもありません。

 

しっかりと隙間が埋まるよう遠慮なく

吹き付けて処理を施しました。

それでは測定を始めます。

気になる結果は…

C値=0.31cm2/m2の超高気密です。

表示は四捨五入により0.3cm2/m2。

この結果に、

立ち会いされたお施主様は

満足されたご様子でした。

 

屋根の漏気箇所を気密処理したことで

どのくらい改善したのかは不明ですが、

良い結果となっていますね。

 

また、気になっていた玄関片引き戸から

の漏気量は割かし多かった印象なので、

それを考慮すると躯体の隙間というのは

あまり残っていないのではないかと思います。

 

確かに気密性は低めな片引き戸ですが、

使い勝手はとても良いんですよね。

 

とにかく、これだけ良い気密であれば

暖かく快適な暮らしのできる

素敵な家になりそうです。

気密測定

Posted by fok-rs