石川県金沢市入江で気密測定 2022/09/29
稜です。
9月29日は石川県金沢市入江で
中村住宅開発㈱さまの現場の
気密測定を行いました。
中に上がります。
屋根・壁の断熱は、
ウレタン吹き付け断熱と
なっています。
サッシはYKK APW330。
(掃き出し窓はAPW430。)
樹脂サッシです。
チェックしていきます。
サッシ周りはコーキングで
気密処理されています。
お風呂は断熱材の取り合いに
ウレタンを吹き付けて
気密処理してあります。
現場は床断熱。
配管の床貫通部は、
周りをコーキングで
気密処理してあります。
測定の前に、
C値改善作業(隙間埋め)
少しだけをします。
玄関下端の隅、
基礎とサッシ枠との間に
隙間が出来て光が漏れています。
ここは後の工程で
綺麗に埋まる箇所ですが、
中間時点での気密を正確に
測定するためにも、
埋めておく必要があります。
ウレタンで隙間を埋めました。
ドア横の配線貫通部。
スカスカな状態なので、
このままでは漏気しますね。
こちらもウレタンで
気密処理しました。
ウレタンでモコモコに
なるのが嫌であれば、
コーキングで丁寧に
埋めることをお勧めします。
玄関土間のFIX窓と土台などとの
取り合いが怪しいです。
パッキンの奥の方に
ウレタンを吹き付けて、
土台との取り合いは
テープで気密処理しました。
それでは測定を始めます。
気になる結果は…
C値=0.20cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
C値改善作業(隙間埋め)
をします。
先程の土間の窓まわりから
少し漏気がありました。
もう大丈夫だろうと思っていても、
減圧して漏気チェックをすると
隙間の有無がはっきり分かりますね。
パッキンの箇所からでしたので、
再度ウレタンで気密処理しました。
床と柱の取り合いの溝を
気密処理していきます。
一階にしても二階にしても、
ここは漏気しやすい箇所。
一ヶ所からの漏気量は
そこまでではありませんが、
全体で見れば気密を落とす
原因の一つになりかねません。
後の工程で邪魔になるし、
カットするのが面倒で嫌だ
と思われる大工さんや監督さんが
多いと思いますが、
気密を上げたいのならば
おススメします。
下屋部分の断熱材の取り合いから
漏気がありましたので、
隙間にウレタンを吹き付けて
気密処理をします。
それでは再度測定を始めます。
結果は…
C値=0.18cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
αA (家全体の隙間面積)が
31cm2 → 27cm2
n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.35 → 1.28
となっています。
この結果に、
立ち合いされたお施主様は
喜んでいるご様子でした。
改善前から既に良い気密でしたが、
さらに αA (家全体の隙間面積)が
4cm2 改善していますね。
やはり、良い結果が出て
お施主様が喜んでいると
こちらも嬉しくなりますね。
これからも良い気密を出すために
努力していきたいと思います。