石川県金沢市で気密測定 2026/02/09

稜です。

2026年2月9日は石川県金沢市で

㈱アーツデザインさまの現場の

気密測定を行いました。

中に上がります。

現場はパネル工法となっており、

壁の断熱材はネオマフォームです。

 

パネルと柱などの取り合いに

テープを貼って気密処理を

施してありますね。

こちらはデュポン製防水シート

のウェザーメイト・プラス。

 

経年劣化などを起こしにくく、

防水性が長持ちするという

高性能な透湿防水シートです。

その下にうっすらとですが、

パネルの取り合いにテープが

貼ってあるのが分かりますか?

(白い帯状の部分です)

 

室内側だけでなく外壁側でも

テープ処理を施した、内外二重の

気密となっている訳ですね。

 

どちらか一方のみを処理するより

ほぼ間違いなく気密性が上がるため

パネル工法でおススメの処理です。

 

さらに、どこかに隙間が開いても

もう一方の気密層が問題なければ、

気密を保つことが出来るのも

良いポイントだと思います。

 

その分、テープなどの気密材や

手間と時間がかかってしまいますが、

それに見合う効果を得られるはずです。

屋根の断熱材もネオマフォーム。

 

こちらも断熱材の取り合いに

テープを貼って気密処理しています。

この画像だけで色々とあります。

 

まずは、直接外気が侵入する要素の

ある取り合い(断熱材と桁梁)の他にも、

伝い漏れを起こす可能性のある箇所まで

コーキングで気密処理してある所。

 

次にコーキングをただ打つだけでなく、

打った後に上からヘラ等でなぞって

コーキングを圧着させることで

接着している範囲を広げている所。

 

断熱材が下がらないように支える

金具にテープを貼って処理している所。

 

上で挙げたテープとコーキングの

処理する順序を考えている所。

(テープを先に貼って後からコーキング)

 

これら全てが素晴らしい処理です。

他にも良いポイントがありますし

細かな解説までしたいところですが、

とても長ったらしくなるので省きます。

 

とりあえず、気密を確保する上で

どれも重要で効果的な処理なので

気密を良くする手段を求めている方は

是非参考にしてもらえればと思います。

サッシはYKK APW430。

樹脂トリプルガラスですね。

現場は基礎断熱となっており、

基礎の断熱材の取り合いにテープを

貼って気密処理してあります。

 

処理の施しづらい外周のパッキン

の付近や断熱材と基礎の取り合いは

ウレタンを使って気密処理。

 

気密処理を施す際に重要なのは

その場に適した気密材を使うこと。

断熱材の面の部分や処理しやすい

隅にはテープを使ってキッチリと。

 

形状や位置によって処理しづらかったり、

単純にテープで処理するのに向いていない

箇所にはウレタンを使ってミッチリと。

 

気密材の使い分けは非常に重要です。

一階天井の外周部を見ると、

床の合板と桁梁の取り合いに

コーキングが打ってありました。

 

こちらは伝い漏れを起こしやすい

箇所となっていますので、

気密処理すべき箇所の一つです。

先ほど処理してあった箇所は

二階の床外周部にも通じているため、

こちらもしっかりと気密処理を

施しておく必要があります。

 

でないと、結局空気の逃げ道が残って

漏気を起こしてしまいますからね。

合板同士の間に少しだけ隙間が

出来てしまっている箇所は、

このようにウレタンを詰めて

気密処理を施しています。

 

気密処理を施す場合は、

関連する取り合いを徹底的に

処理するのが肝心なんです。

それでは測定を始めます。

気になる結果は…

C値=0.10cm2/m2の超高気密です。

測定をしている最中、

少し下水の臭いがしたので

目張りを再度チェックすると、

排水管が一つ隠れていました。

 

目張りはしてあったのですが、

テープの端の方が浮いていたので

漏気してしまっていたようですね。

 

しっかりと目張りを補強して

漏気を起こさないようにしました。

こちらは外周部に位置している

ホールダウン金物の貫通部。

 

見ての通り、ウレタンを吹き付けて

気密処理を施している状態ですね。

 

一見問題なさそうにも見えますが、

角度を変えて再チェックすると…

このように下の方にウレタンが

詰まっていないのが判明しました。

 

かなり低い位置にありますので、

通常の人に視点では隙間が残って

いるのに気付けないんですよね。

追加でウレタンを吹き付けて

気密処理を施しました。

 

ウレタンはモコモコを膨張して

隠れる部分(死角)を作りやすいので、

視点を変えながら確認するのが

隙間を探しをする上で大事なんです。

 

それでは再度測定を始めます。

結果はいかに…

C値=0.078cm2/m2の超高気密です。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

 

αA (家全体の隙間面積)が
15cm2 → 11cm2

 

n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.32 → 1.20
となっています。

この結果に、

立ち会いされたお施主様は

喜んでいるご様子でした。

(写真に写っているのは監督さんです)

 

αA (家全体の隙間面積)が

4cm2 良くなっていますね。

とても素晴らしい結果です。

 

現場の具合を見ていると、

処理しなければならない箇所を

徹底して処理していますし、

気密材の使い分けや順序まで

配慮しているのが分かります。

 

そういった細かな一つ一つの

作業の積み重ねがあるからこそ

ここまで良い気密になるのでしょう。

 

㈱アーツデザインさまの気密への

こだわり、素敵です。

気密測定

Posted by fok-rs