福井県越前市粟田部町で気密測定 2020/06/30
おはようございます
健太郎です。
6月30日は、福井県越前市粟田部町で
㈱中広地所さまの現場の
気密測定を行いました。
現場は南面に大きなサッシが
配置されていました。
窓から見える緑が目に優しい感じ。
この現場はプレウォール工法。
パネルのジョイント部分は
コーキングにより気密処理されていました。
リビングの半分は勾配天井に
なっていて開放的。
屋根の断熱材は ネオマフォームに
ウレタン吹付した付加断熱仕様。
サッシはYKKのAPW330。
樹脂ペアガラス。
サッシ周りはコーキングにより
気密処理されていました。
玄関ドア、勝手口周りも
コーキングにより気密処理。
中広地所さまの気密測定では
ユニットバスの組み立て工事と
重なることが多いです。
ユニットバスの排水口が
水で封水(蓋)されているか
確認しました。
これがポカだったとは…。
さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。
C値 = 0.23cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
大工さんがサッシ周りから
気密漏れがないか確認されていました。
玄関ドアの電子ロック錠の
配線穴にコーキングを追加で
打ちました。
この現場は基礎断熱
(床下が室内扱い)の現場。
基礎貫きのまとめ配管の隙間に
コーキングを詰め込んで気密処理。
24時間換気の配管周りは
ウレタンで気密処理されていましたが
追加でコーキングを打ってもらいました。
コーキングを打った後は
しっかりシール出来るように
指で押さえて隙間を埋めます。
先ほどのユニットバスの排水口。
ここに水が溜まっていると
トラップになって下水溝と繋がらない仕組み。
しかし、よく見ると
いつもの形状ではない。
手を当てると溝の周りから
風を感じるし…。
上の写真が正しい状態。
どうやらパーツが足らなかったようです。
今度こそ、ちゃんと封水(蓋)。
さて、気を取り直して
再測定の結果は...。
C値 = 0.19cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
この測定結果に 監督さんは
「0.1cm2/m2に届かなかった」と
悔しそうにされていました。
C値改善(隙間埋め作業)により
αA(家全体の隙間面積)が
39cm2 → 33cm2 と
6cm2 の隙間が埋まったことになります。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.51 → 1.36と大幅に改善。
とてもいい気密なのですが
悔しそうにされていた
監督さんでした。
完成気密でリベンジできることを
期待しています(^^♪