石川県金沢市藤江北で気密測定 2020/08/08
おはようございます
健太郎です。
8月8日は 石川県金沢市藤江北で
㈱コンセプト建築設計さまの
現場の気密測定を行いました。
明るい現場ですね。
コンセプト建築設計さまの設計は
吹き抜けの採用率が高いです。
空気の循環と採光、
開放感がある家づくりから
くるものだと思います。
玄関周りで大工さんが気密測定前の
最終仕上げをされてました。
見えますか?
自作のヘラを使って
L字に気密テープを貼られています。
ここは玄関ドア部分。
コンセプト建築設計さまでは
よく見る風景。
玄関ドア枠の部分は
コの字に浮きなく気密テープが
貼られていました。
狭い箇所を丁寧に気密処理する技術は
何気に凄いことなんです。
大工さんに怒られそうですが
そのやり方をちょっと ご紹介。
ここは勝手口下端の気密処理。
手元が見えますか?
気密テープをヘラで半分に
折りながら、L字にテープを
仮貼りされています。
1番はL字にテープを
密着させやすいこと。
でも大切なのは後でヘラを入れるより
テープに負担をかけにくいことと
テープの引きずりを防ぐことです。
引きずると接着力が落ちますので。
仕上がりはエッジくっきりの
美しいモノ。
写真は床の剛床の気密処理。
とてもきれいに貼られてますが
ここにも秘密が…。
経年劣化対策、
また作業中にテープの上を
工具など引きずっても
剥がれにくいように貼り順が
決まっているようです。
テープの先端は浮きやすいモノ。
その先端を極力押さえるように
上からテープを貼られています。
貼り順さえ守れば無駄なく
テープが浮いてこないよう
先端が隠れように貼れるとのこと。
もちろんここのテープも
ヘラで圧着して貼られています。
見えないところに
良い仕事が詰まっていますね。
さて、大工さんも気にしている
気密測定の結果はいかに...。
でました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!! (0.05未満の気密)
正確には…
C値 = 0.048cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。
立ち合いされたお施主さまは
とても喜び、結果を撮影されてました。
αA(家全体の隙間面積)は
4×2cm の 8cm2。
お施主さまも喜ばれていましたが
大工さんも笑顔で ほっとされた様子。
丁寧な仕事をしても
数値に反映されないことがあるからです。
毎回、書いていますが
コンセプト建築設計さまは 0.2cm2/m2以下の
気密性能を目指し 頑張っています(^^♪