石川県能美市緑が丘で気密測定 2020/09/14
おはようございます
健太郎です。
9月14日は 石川県能美市緑が丘で
トラスト住建㈱さまの現場の
気密測定を行いました。
現場はとても明るい室内。
床暖房の工事をはじめる
下準備をされてました。
それではチェックしていきます。
ここは床断熱仕様(床下が外扱い)。
剛床のジョイント部分、
柱の立ち上がり部分に気密テープを
貼って気密処理されていました。
サッシはリクシルのエルスターS。
樹脂ペアガラス。
サッシ周りは気密テープと
コーキングにより気密処理。
排水管の周り、
給湯・給水配管周りは
コーキングによる気密処理。
断熱材は 屋根・壁・床ともに
アイシネンのウレタン吹付断熱。
さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。
C値 = 0.22cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
大工さんが玄関まわりの
剛床と土台の取り合いを
気密テープで気密処理。
監督さんが
基礎とスタイロフォームの
隙間をコーキングで気密処理。
コーキングを指で押さえてますね。
ここではアクリルコーキングではなく
ウレタンコーキングを使われてました。
私も粘度を長期間保てる
ウレタンコーキングの方が
気密処理に向いていると考えます。
剛床のホゾ部分から少し
漏気を感じます。
まずはホゾ穴をウレタンで
埋めて…
壁と床の取り合い部分に
気密テープを貼りました。
これは伝い漏れを
防ぐ対策になります。おすすめ!!
火打ちの際に空洞あり。
若干ですが漏れを感じます。
ウレタンをどりゃっと注入して
漏れを止めました。
定番の屋根と梁の
取り合い部分。
ウレタン吹付の業者さんも
気を付けて吹いてくれてますが
正直、減圧してみないと漏れ具合は
わかりません。
壁と屋根の取り合い部分。
特に柱部分から微細な漏気。
これでもか~!っと
ウレタンを吹いてもらい
漏気を止めました。
さてさて、気になるC値改善後
の結果はいかに...。
C値 = 0.19cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
測定結果に監督さんは ほっとして
結果を撮影されていました。
αA(家全体の隙間面積)は
36cm2 → 31cm2 と
5cm2 の隙間が埋まりました。
大工さんから
「けっこう頑張った割に5cm2か…。」
と言われました。
経験上、気密レベルの高い状態からの
大幅改善はかなり難しいです。
それでも、n値(隙間特性値)は
1.40 → 1.31と隙間風が入りにくい
特性に変化してますので
改善作業は報われた方だと
思います(^^♪