石川県金沢市三十苅町で気密測定 2020/10/08

おはようございます
健太郎です。

10月8日は 石川県金沢市三十苅町で
喜多ハウジング㈱さまの現場の
気密測定を行いました。

 

この現場はリフォームになります。

室内はとても明るかったです。
天井にボードが貼られてますので
中間気密のタイミングでは
ちょっと進み過ぎですね。

サッシはYKKのAPW330。
樹脂ペアガラス。
高性能リノベーションですね。

断熱材は天井、壁ともに MAG(マグ)の
イゾベール・スタンダード 16kg。
気密シートを貼られた仕様です。

さて、気になるリフォームの
測定結果はいかに...。

C値 = 3.58cm2/m2 でした。

表示は四捨五入により3.6cm2/m2。

C値=3.6cm2/m2…。
なかなか厳しい数値ですが
C値改善(隙間埋め作業)を開始します。

 

ここは床断熱の現場。(床下が外扱い)
排水管の周りに気密処理が
無い箇所発見。
コーキングで気密処理しました。

玄関ドアの電子ロック錠の
配線穴が気密処理なし。
ここは気密テープで気密処理。

室内側のサッシ周りが
気密処理されていませんでしたので
気密テープで処理してもらいました。

「外でやってあるから大丈夫」と
よく言われますが室内側でも
やった方が絶対に良いです。
(伝い漏れする可能性が高い)

コンセントボックスは
気密コンセントボックスを採用。
テープもブチル系なので
好感持てます。

 

惜しかったのが電気配線の穴。
破った穴の気密処理がない。
コーキングを入れてもらいました。

上の写真は間仕切り壁の
気流止めのシーン。

 

グラスウールをぎゅっと詰め込み
上からウレタンを吹きました。

難しかったのがやはり
柱周り。(特に天井)

 

既存の柱が掻いてあったり
クラックが入っていたりと
気密処理が難しい。

気密テープやコーキング
隙間によってはウレタンを
使って気密処理しました。

 

だいたい柱周りに4割以上
力を注ぎました。

おっと!
ユニットバスの上を覗いたら
換気扇のダクト周りが
気密処理されていませんでした。

 

電気屋さん、気密シートを破ったら
気密テープで処理してください。

 

さてさて、C値改善後の
測定結果はいかに...。

C値 = 1.61cm2/m2 でした。

表示は四捨五入により1.6cm2/m2。

気密処理を頑張った室長さんは
ほっとされていました。

 

リフォームの気密は
なかなか厳しいのが現実。

 

特に基礎の状態とその取り合い部分。
また既存の柱の状態により
数値を出すのが困難になります。

それでも 室長さんを始め
若い社員さんの4人が
約3時間 頑張ったため

 

αA(家全体の隙間面積)は
242cm2 → 109cm2 と
133cm2も隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値)も
1.60 → 1.38と大きく改善。

 

リフォームの測定実績(当社)は
最高値が 1.8cm2/m2だったので
それを更新。
私もたいへん勉強になりました(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs