福井県坂井市丸岡町で気密測定 2021/01/18
おはようございます
健太郎です。
1月18日は 福井県坂井市丸岡町で
日の丸工務店さまの現場の
気密測定を行いました。
リビングの角に
大型サッシを配置した設計。
壁の断熱材はネオマフォーム。
1枚1枚、コーキングにより気密処理。
コーキングがめちゃ太く入っており
押さえもしっかり効いています。
屋根の断熱材はウレタン吹付断熱。
200ミリ以上吹かれています。
サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。
サッシ周りはコーキングにより
気密処理されていました。
さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。
C値 = 0.29cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。
C値は良いのですが
n値(隙間特性値)が1.57。
隙間風が入りやすい大穴があるようです。
それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
ここは基礎断熱の現場(床下が室内扱い)。
基礎の穴が気密漏れに直結します。
給湯給水配管の穴が開いていますね。
ここをコーキングで
ガチガチに気密処理。
これで大幅改善か!と思いきや
室内側でしっかりコーキングを
入れている模様。
玄関下端から少し気密漏れ。
コーキングを入れてヘラで
しっかり押さえました。
火打ちの怪しい部分を
ウレタンで気密処理。
金物部分はヒートブリッジを
嫌ってウレタンで覆いました。(結露対策)
電線の束の部分に
ウレタンを追加。
最近流行りの間柱の
ホゾ部分にもウレタン注入。
ここは効きますよ~(^^♪
入角の怪しい穴にも
ウレタンを入れました。
こんなにやっているのに
大幅な気密UPがない。
なぜだ…。
いろいろ探した回った結果、
見つけました。
横滑りのサッシが微妙に開いている…。
チェーンで開閉するヤツやん。
1度も開けてなかったので
チェックも浅かったのか。(工場出荷状態で開いていた)
チェーンを引っ張るが
閉まる気配がない…。初期不良か。
取り合えず、閉まるように
なんとか調整しました。
さて、気になるC値改善後の
結果はいかに...。
C値 = 0.098cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
測定結果に気密処理を
頑張った監督さんはとても喜び
結果を撮影していました。
大きくはサッシの不具合による
部分が多かったと思います。
ただ、それに気づかずガチガチに
気密処理をした結果が
0.1cm2/m2以下の数値に結び付いた
と考えます。