福井県敦賀市川崎町で気密測定 2021/01/22
おはようございます
健太郎です。
1月22日は福井県敦賀市川崎町で
㈲柴田建築店さまの現場の
気密測定を行いました。
リビングの中央に大開口サッシを配置。
その上空に吹き抜けがある設計。
サッシはYKKのAPW330。
樹脂ペアガラス。
リビングの大型サッシは
APW511の大開口スライディング。
久しぶりに見ましたよ 511。
サッシ周りはコーキングによる
気密処理。
断熱材は屋根・壁ともに
ウレタン吹付断熱。
それにしても間柱や木材の
ジョイント部に気密テープが
しっかり貼られていました。
良い値が期待できそうです。
さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。
C値 = 0.13cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
漏れ率の高い、玄関ドアの
下端に漏気がありました。
そこをウレタンで埋めて気密処理。
柴田社長が余分なウレタンを
手で取り除かれてます。
基礎と土台間の気密パッキン
から少し漏気あり。
ここはコーキングを隙間に充填し
指で押さえて気密処理。
いやいや男前な気密処理です(^^♪
特にウレタンを手で除去するなんて…。
勝手口の下端も同様に漏気が
あったためコーキングで気密処理。
梁下のホゾ穴はウレタンで
埋めて気密処理。
金物のヒートブリッジ対策にもなります。
電線のまとめ配線部分は
気密が漏れやすい。
ウレタンを丁寧に充填して気密処理。
最後に気になった木材の
ジョイント部分に気密テープを
貼って気密処理。
この木材のジョイント部分。
実は見た目以上に漏気している
可能性があります。
手で触れても気密漏れを感じない
微量な漏気はあります。
そんな ほんのりとした漏気が
C値を落としていることもしばしば。
そこを予測し徹底的に
気密処理することが
超高気密のカギに繋がります。
さて、C値改善後の
測定結果はいかに...。
C値 = 0.076cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
気密処理を頑張られた柴田社長は
とても喜び、結果を撮影されていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
24cm2 → 14cm2 と
10cm2 の隙間が埋まりました。
高いレベルから10cm2 の
隙間を埋めるのは至難の業。
ここ(0.076)までくると先ほどの
ほんのりと漏気を徹底的に
押さえないと出ない値です。
完成気密の測定が
とても楽しみです(^^♪