この木、何につかうの?
4月16日は㈱中部ジェイ・シイ(金沢市)の金沢市車町の気密測定でした。
現場の前に40センチくらいの木の端材がきれいに並べられてあるので、大工さんの改瀬建築さんに聞くと
「中部ジェイ・シイのお客さんで、薪ストーブや暖炉を使っているお家があり、どうせ捨てる現場の端材を薪かわりに使ってもらえれば、リサイクルになるなと思ってね」
「へええ! 改瀬さん!お金をもらっているんですか?」
「ごみとして捨てるものだから、とんでもない無料だよ。これがね集成材はダメなのよ。集成の接着剤の燃えカスが暖炉の煙突にひっついて煙突がつまるから、無垢のこの木の端材が一番いいのよ」
「こんなにきれいに長さを切って、手間がかかるでしょう?」
「少し手間はかかるけど、ストーブを使うお客さんが喜んでもらえれば、こちらも嬉しくてね」
改瀬さんの現場は何時訪れても、自前の棚のなかに大工道具がきちんと整理整頓されいます。
また、改瀬さんオリジナルのキャスター付きの移動棚にもスケールや電気ドリルなど吊ってありました。
改瀬さんは「仕事中、道具があっちこっちに置いて散らばるとね、探すのに時間がかかるので、無駄な時間をかけないようにこのような移動の吊棚を造ったんよ」
さすがアイデアマンの改瀬さんです。
現場は基礎断熱、壁XPS、屋根ウレタン吹き付け断熱、窓はYKK樹脂窓 APW330でした。
気密測定結果はC値0.2cm2と超高気密でした。
測定器を確認した改瀬さんはニコニコ顔でした。