石川県金沢市山の上町で気密測定 2021/05/06

おはようございます
健太郎です。

5月6日は 石川県金沢市山の上町で
㈱安藤建築事務所さまの現場の
気密測定を行いました。

現場は高台に立地しており
金沢の町並みが見渡せる
眺望の良い場所でした。

現場に入るとこんな感じ。
南面に配置された大開口サッシから
光が差し込む明るい室内。

それでいて
吹き抜け&勾配天井の仕様。
安藤建築事務所さまらしい設計です。

 

天井の気密シートは
テープの浮きがないように
監督さんが手で押さえ
確認されていました。

それではチェックしていきます。

 

サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。

サッシ周りは
ユラソール(高性能気密テープ)
で気密処理。

断熱材は旭ファイバーグラスの
高性能グラスウール アクリアα36kg 。
チクチクしない高密度の
断熱材です。

そのグラスウールをタイベックスマート
(気密シート)内に充填し
ユラソールで気密処理。

剛床のジョイント、
柱の立ち上がり部分も
ユラソールで気密処理。

天井の気密もユラソールに
より気密処理。

 

木材のジョイント部を
テープで押さえているのだが
ここをおろそかにすると
数値にも反映されるので注意。

 

1か所でも逃げ道(隙間)が
あるとそこから集中して
漏気します。(伝い漏れの出口になるため)

金物はヒートブリッジをきらい
ウレタンで覆われてます。

 

筋交いまわり、柱のホゾ穴などの
気密処理を見ると「漏気させないぞ」という
意気込みを感じさせます。

断熱材の充填、気密シート貼り、
気密処理にかかった工期は
約18日間と聞いています。

玄関ドアは木製断熱ドアの
スニッカルペール。

 

正直、木製玄関ドアは
気密的にきびしいですが
このドアで悪かった記憶がありません。

 

玄関土間周りもユラソールで
ガチガチに気密処理されていました。

さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。

C値 = 0.056cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

測定結果に安藤社長のお父さん(義父)は
とても喜び、結果を撮影されていました。

 

0.056cm2/m2 は安藤建築事務所さまの
過去最高記録タイです。

 

αA(家全体の隙間面積)は
5cm2 (2×2.5cm)。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は
最高値の1.00フラット。

すごい気密スペックです。
時間をかけ気密処理されているのが
数値に反映されています。

 

次回の測定が楽しみですが
これから暑い時期を迎えるので
体調に気を付けてください(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs