福井県鯖江市平井町で気密測定 2021/05/10

おはようございます
健太郎です。

5月10日は 福井県鯖江市平井町で
日の丸工務店さまの現場の
気密測定を行いました。

現場は家の正面に向かって
大開口サッシを配置した設計。

それでいて筋交いが
多く入れられており
耐震性能も抜かりない様子。

壁の断熱材はネオマフォーム。
コーキングにより気密処理。

天井、床の取り合い部分にも
しっかりコーキングが入っています。

屋根の断熱材はウレタン吹付断熱。
200ミリ以上吹かれているようです。

サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。

サッシ周りはもちろん
木材のジョイント部分にも
コーキングが入っていました。

 

ヘラを使ってコーキングを押え
隙間にねじ込んでいるのが
わかります。

大工さん(女性)が玄関ドア
回りにコーキングを念入りに
入れられています。

さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。

C値 = 0.17cm2/m2 の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

それではC値改善(隙間埋め作業)
を開始いたします。

 

玄関土間まわりの基礎と
スタイロフォームの取り合いを
コーキングで気密処理。

 

コーキングは押さえてナンボ。
ヘラを使い隙間にコークをねじ込みます。

ここは基礎断熱(床下が室内扱い)の
現場。基礎に隙間があれば
気密漏れに直結します。

見えますか?
給湯給水配管まわりに
隙間ができています。

室内側でも気密処理してますが
経年劣化を考慮し
隙間をコーキングで押さえました。

ここは柱のホゾ穴です。
手を当てると微かに漏気が
ありました。

ホゾ穴にウレタンを注入します。
ガンタイプのウレタンが詰まって
いたため、ウレタンのスプレー缶で
施工します。

これがなかなか大変で
強弱のコントロールがままならないです。
それでも手をウレタンまみれに
しながらも丁寧に吹かれていました。

2階の天井の入隅から漏気発見。
ウレタンで埋めて頂きました。

 

入隅は漏れ易いので
必ずチェックしておきましょう。

2階の引き違いサッシをチェックすると
少しだけ漏気がありました。

 

「サッシ屋さんに調整してもらった
 のだけど…。」と大工さん。

 

引き違いは構造上レール部分から
漏れやすいです。

 

さて、C値改善後(隙間埋め後)の
結果はいかに...。

C値 = 0.14cm2/m2 の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

気密処理を頑張った大工さんは
0.1cm2/m2に入ったことを喜び
結果を撮影されていました。

 

今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
21cm2 → 17cm2 と
4cm2の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.37 → 1.23 と隙間風が
入りにくい特性に改善。

C値改善時、手にウレタンが
付着しまくった大工さん。
これで気密が上がらなかったら
悲惨でしたが改善してホント良かったです(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs