百姓のもちたる国、加賀一向一揆、鳥越城址城山のネジリ花
山登りが趣味な私ですが、白山市鳥越の鳥越城址の城山には登ったことがないので行ってきました。
浄土真宗派の人々が時の加賀富樫政権の弾圧に反発し、富樫を倒し、加賀一向一揆の「百姓のもちたる国」として100年間続きました。
しかし、最後は織田信長に制圧され滅ろぼされた歴史的な山城跡です。
車の通れる道路が頂上付近までありますが、私はあえて登り口から歩いて城山を目指します。
道路沿いには何の実か知らない木や花が咲いています。
大きな石の鳥越城址の碑を見ながらの歩きです。
頂上付近には城址跡の案内看板が建ててありました。
戦いに尽きて破れ、「一揆破れて山河あり」の銅像が闘いのすさまじさを物語っています。
頂上の城跡の入り口の本丸の門、中の丸の門、そして本丸の中の城跡の柱の跡が沢山ありました。
さすが百年続いただけあって当時の広大なお城の姿を想像させてくれます。
城跡から眼下を見ると手取川沿いの集落が見えます。
梅雨半ばで雨で、薄茶色の手取川の水の流れがとうとうと見えました。
反対側の集落は山裾に広がっています。
歴史の教科書で習ったこの戦いに敗れ滅ぼされた城跡には、ピンク色のきれいなネジリ草の花が咲いていました。