石川県金沢市疋田町で気密測定 2021/06/17
おはようございます
健太郎です。
6月17日は 石川県金沢市疋田町で
喜多ハウジング㈱さまの現場の
気密測定を行いました。
この現場はリノベーション(リフォーム)
の物件になります。
喜多ハウジングさまでは
2階建ての物件を平屋にする
フルリノベーションが多いです。
明るいですね。
リビングは天井高の
勾配天井の仕様です。
それでいて土間部分が広い。
最近、土間を広く取った間取りが
流行っています。
サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。
高性能リノベーションに
カテゴライズされますね。
サッシ周りはコーキングにより
気密処理。
窓周りの木材のジョイントは
ブチルテープにより気密処理。
断熱材は天井、壁ともに MAG(マグ)の
イゾベール・スタンダード 16kg。
気密シートを貼られた仕様。
床のジョイント、柱の立ち上がりは
気密テープにより気密処理。
壁際の気密シートはL字に折り
気密テープで押さえてあります。
気密シート貼りで難しいのが
電気配線の処理。
配線の周りをブチルテープで
極力押さえ、さらにコーキングを
しっかり入れた気密処理。
ユニットバス周りは
基礎断熱の仕様。
スタイロフォームとシートの
取り合い部分はウレタンと
コーキングにより気密処理。
いや~きれいに施工されています。
コンセントボックスは
気密コンセントボックスを使い
ブチルテープとコーキングにより
気密処理。
さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。
C値 = 0.23cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
玄関周りはウレタンでビシッと
気密処理されていたので漏れなし。
既存の柱は木材で補強。
その取り合い部分に
気密テープを貼りました。
新築と違い、古い柱や梁などの木材に
気密処理を必要とするところが
リノベーションです。
その分、気密が出しにくいのですが
流石ですね。
気密シート貼りで注意点は
使用するテープをしっかり接着させること。
どんな高性能テープを使っても
テープに浮きがあればそこから
漏気する可能性があります。
テープは何度か確認し
押さえて押さえて接着させましょう。
羽子板ボルトまわりに
コーキングを入れました。
電気配線まわりにも
コーキングを追加。
さてさて、C値改善後の
測定結果はいかに...。
C値 = 0.22cm2/m2の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
気密処理を頑張った社員大工さんは
「0.2cm2/m2 を切りたかった」と
悔しそうにされていました。
いやいや、フルリノベーションで
0.22cm2/m2は とんでもない気密です。
フルリノベーションでこれより
いい気密出しているよって方は連絡ください(^^♪
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
15cm2 → 14cm2 と
1cm2の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.15 → 1.10 と改善。
喜多ハウジングさまの
リノベーションはどんどん
レベルが上がっています。
勉強熱心な社員大工さんの熱量が
そうさせているのでしょうね。