富山県滑川市中川原で気密測定 2021/07/05

おはようございます
健太郎です。

7月5日は 富山県滑川市中川原で
建築工房アシストプラスアルファ㈱さまの
現場の気密測定を行いました。

近くにホタルイカ群遊海面と
いう看板が …?

3~5月、ホタルイカが
波打ち際に打ち上げられ
青白い神秘的な光を放つ
神秘的な光景を見ることができるようです。
運が良ければ…。

さて現場は…
1階、2階ともに
大開口サッシを海側に
配置した室内。

2階の窓からきれいな
青い海が見えます。

サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。

サッシ周りはウレタンにより
気密処理されていました。

1階の大型サッシ(掃き出し窓)。

銘柄をよく見ると
エピソード(アルミ複合ペア)。

 

何かがおかしい?と
気が付いた方はマニアック。

ガラスに均一のつぶつぶ。
そうです。
ガラスのみ真空トリプルガラスに
入れ替わっていました。
いや~ マニアックな仕様です。

実は写真のように
サッシを全開にしたいけど
断熱力を下げたくないという
お施主さまの要望により
この仕様になったのでした。

窓を全開にしたときの
オーシャンビュー。
リビングから岬が見える海。
贅沢ですね。

ここはパネル工法。(プレウォール方法)
断熱材は屋根・壁ともにネオマフォーム。

写真を見る限り、壁に
ウレタンが吹いてあります。
室内側にウレタンを吹いた
付加断熱仕様です。

さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。

C値 = 0.26cm2/m2 の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.3cm2/m2。

それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。

パネルの隙間の大きい箇所から
漏気があったため気密テープを
貼りました。

玄関周りの基礎と土台の
取り合いを気密テープで
気密処理。

パネル工法で難しいのは天井です。
ネオマフォームをとめる
気密テープの浮きを押さえます。

浮きやすい部分には
テープを追加して押さえました。

ちょっとしたテープの不陸や
浮きが漏気を生みます。

浮きを押さえテープを貼る…
という作業を繰り返しました。

 

ほとんどのC値改善は
天井まわりだったと思います。

見えますか?
ネオマフォームと梁の隙間。

結構な漏気があったため
ウレタンで埋めました。

あと、梁と屋根(勾配)の取り合い部分。
ここは屋根の断熱がウレタン吹付であっても
漏れやすい箇所です。
ここもなかなかの漏気量でした。

隙間にウレタンをたっぷり
吹いて漏気を止めました。

 

さてさて、C値改善後の
結果はいかに...。

C値 = 0.22cm2/m2 の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

立ち合いされたお施主さまは
とても喜び、測定結果を撮影されていました。

 

今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
35cm2 → 29cm2 と
6cm2の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.52 → 1.32 と大幅に改善。
隙間風が入りにくくなったと思われます。

リビングの掃き出し窓を
バーーンと開けて
海を眺めながらゴロゴロする。
なんて贅沢なんでしょう(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs