福井県福井市みのりで気密測定 2021/07/07
おはようございます
健太郎です。
7月7日は 福井県福井市みのりで
㈱小澤工務店さまの現場の
気密測定を行いました。
正面に配置された窓から
光が差し込んでいました。
ここは2世帯が住まわれる
大きな現場です。
断熱材は屋根・壁ともに
ウレタン吹付断熱。
サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。
サッシ周りは気密テープにより
気密処理されていました。
筋交い周りに制震ダンパーが
付いていますね。
ビルシュタイン製です。
クルマ、バイク好きの方は
反応してしまうのではないでしょうか。
初動から揺れを抑えるのが
特徴のようです。
いや ~ シルバーのケースに
ビルシュタインのロゴがカッコいい。
さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。
C値 = 0.080cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
玄関ドアの下端から気密漏れ。
コーキングで埋めますが…
漏気はなかなか止まりません。
原因は土台からの伝い漏れ。
漏れを完全に止めるため
時間をかけてコーキングを
充填しました。
次に見つけたのが
基礎パッキンの入隅からの漏気。
隅っこはどうしても
漏れやすいモノです。
ここもコーキングを充填しました。
ここは小屋裏です。
なかなか広いスペース。
部屋の入隅から漏気を感じます。
ちょこっとウレタンが入っていますが
まったく効いていませんでした。
隙間にコーキングを打って
指で押さえ隙間に
ねじ込んでいきます。
最終的に小澤社長が
上からテープを貼りました。
ここまでやると経年劣化に対しても
安心です。
兎に角、入隅からの微細な漏気が
多かった印象。
余裕があれば最初から
気密処理しておきたい箇所です。
他の箇所と言えば
筋交いまわりの隙間。
狭い箇所なので隙間がチラホラ。
コーキングでしっかり埋めました。
さてさて、C値改善後の
測定結果はいかに...。
C値 = 0.067cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
測定結果に大工さんと監督さんは
とても喜び、詳細結果を
確認されていました。
αA(家全体の隙間面積)は
18cm2 → 15cm2 と
3cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.29 → 1.18 と改善。
もともと高い気密レベルでしたが
さらに良い気密に改善。
これはなかなか難しいことで
3cm2の改善は出来すぎと
言えますね(^^♪