石川県白山市日向で気密測定 2021/08/19

おはようございます
健太郎です。

8月19日は 石川県白山市日向で
Hamamoto建築研究室さまの
現場の気密測定を行いました。

筋交いや耐力壁が
ガッチリ入っており
耐震性抜かりなしの模様。

壁の断熱材はネオマフォーム。
厚みは100mm(50+50)に
付加断熱で外貼り45mmプラス。
気密テープで気密処理。

天井の断熱材はネオマゼウス。
厚みは130mm(65+65)に
付加断熱でグラスウール105mmプラス。
コーキングにより気密処理。

床の断熱材はネオマフォーム。
厚みは105mm(60+45)。
外皮UA値は なんと 0.22の
G3グレードを誇ります。

それではチェックしていきます。
サッシはエクセルシャノンの
樹脂トリプルガラス。

サッシ周りはコーキングと
気密テープによる気密処理。

玄関土間まわりは
極太コーキングで気密処理。

基礎と土台の取り合い、
スタイロフォーム周りは
コーキングがしっかり
入っていました。

梁と2階の床の取り合いは
コーキングで気密処理。

壁と床の取り合い、
柱周りはコーキングにより
気密処理。

 

ちなみに 床の気密は
大引き間の断熱ラインで
取ってあります。

実はこの現場、
Hamamoto建築研究室さまでは
はじめての気密測定。

 

通常、はじめての測定だったら
写真の154パイの
整流筒(ラッパ部分)で
測定するのですが…

気密処理を見た感じ
良い気密が出ると判断。
超高気密専用の100パイの
整流筒に切り替えました。

 

さて、気になる気密測定の
結果はいかに…。

C値 = 0.11cm2/m2 の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。

 

玄関ドアの電子ロック錠の
配線周りをコーキングで気密処理。

これは吸音材付の排水配管。
クッション性がある配管のため
コーキングがうまく充填しにくい。

コーキング切れがある
ところにしっかり充填しました。

ここはユニットバス下の
排水配管周り。

 

配管周りは死角になる
ところが気密処理しにくいです。
測定器で減圧すると漏気しているか?
瞬時にわかるのがいいところ。(漏気しているところから空気が出てくる)

ここは下屋根と梁との
取り合い部分。
この1本のみ気密処理が
忘れられていました。

コーキングの返しも
しっかり入れました。

最後は柱のホゾ穴部分。
ここを気密処理しないと
伝え漏れする可能性が
あるので注意しましょう。

 

さてさて、気になる
C値改善後の結果は...。

C値 = 0.087cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

気密処理を頑張った濵本代表と
大工さんはとても喜ばれていました。

 

今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
17cm2 → 13cm2と
4cm2の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.31 → 1.18 と隙間風が入りにくい
特性に大幅改善。

 

はじめての気密測定で
0.1cm2/m2を切るのはすごいこと。

 

「いつもこのレベルの気密処理を
 されているのですか?」と聞いたところ

 

『今回は気合を入れてやりました。
 実は福田さんの気密チェック写真集や
 ブログを参考にさせてもらいました。』と
 濵本代表。

C値 = 0.087cm2/m2 で
UA値が 0.22。

 

両方、やり過ぎのスペックですが
お施主さまはとても喜ばれたと思います(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs