石川県金沢市額谷で気密測定

おはようございます
健太郎です。

9月8日は 石川県金沢市額谷で
㈱安藤建築事務所さまの現場の
気密測定を行いました。

 

屋根の角度がすごい。
10寸勾配(45度)です。

延床面積は70m2と
コンパクト。

 

C値 = 家全体の隙間面積 ÷ 延床面積(気積含める)

 

と計算するため、通常
延床面積が少ないと不利になります。

サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。

 

サッシ周りはユラソール(高性能気密テープ)
により気密処理。

この現場の窓の数は かなり少なめで
引き違いサッシはありませんでした。

これはC値には有利。

 
サッシがいくら進化したとはいえ
微量に窓からの漏気はあります。
特に引き違いサッシの
漏気量は多めです。

断熱材は屋根・壁ともに
旭ファイバーグラスの
高性能グラスウール アクリアα36kg 。

そのグラスウールを
タイベックスマート(気密シート)内に
充填しユラソールで気密処理。

天井の梁や木材の取り合いも
ユラソールで気密処理。

玄関土間、玄関ドアまわり
土台との取り合い部分も
すべてユラソール。

このユラソール。
接着力は確かに強力ですが
完璧ではありません。

 

どのテープにも言えますが
施工箇所を何度か押さえ
テープの浮きや気泡を抜くことで
強固な接着力が生まれます。

ダクト周りは丸く浮き易いので
しっかり押さえましょう。

梁や木材の取り合い部分は
気泡が入りやすいので
空気を抜きましょう。

入隅や角は爪で押さえがち。
爪をスライドさせてテープに
穴を開けてしまわないよう
注意が必要です。

しつこいですが
気密シート貼りは
テープを押さえて押さえて
なんぼです。

玄関ドアは木製断熱ドアの
スニッカルペール。
養生が隙間を生むことが
あるので外しました。

スニッカルペールは
木製サッシでいうと
かなり良い気密の玄関ドアです。

ですがキーシリンダーから
若干の漏気がありました。

さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。

でました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!! (0.05cm2/m2未満)

 

正確には…
C値 = 0.042cm2/m2 のウルトラ気密でした。

測定に立ち合いされた
設計士さんはとても喜び
結果を撮影されていました。

 

C値 = 0.042cm2/m2も凄いですが
びっくりしたのは αA(家全体の隙間面積)。
なんと 3cm2(1.5×2cm)です。

 

私の測定実績で最高値(αA)であり
安藤建築事務所さまでも最高新記録。

通気量のグラフに至っては
何も描かれていません。(今まで点くらい描かれていた)

 

いや ~ 出るんですね 3cm2。
αAが3cm2以下を出たことある方
本気で ご連絡ください(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs