石川県小松市月津町で気密測定 2021/10/04
おはようございます
健太郎です。
10月4日は 石川県小松市月津町で
㈱イングさまの現場の
気密測定を行いました。
玄関ドアはYKKのコンコード。
最近、片引き戸が多い気がします。
気密漏れが少ない感じでありますように。
現場はフローリングの施工中。
大開口サッシから明るい日差しが
差し込んでいました。
サッシはYKKのAPW330。
樹脂ペアガラス。
サッシ周りは気密テープと
ウレタン、コーキングで気密処理。
隙間の大きい箇所はウレタン。
木材のジョイントは気密テープと
使い分けされています。
断熱材は屋根・壁ともに
ウレタン吹付断熱。
金物周りはヒートブリッジ対策で
ウレタンが吹かれていました。
剛床のジョイントには気密テープ。
実は大引き間にもテープが貼られた
2重の気密処理になっています。
柱周りはウレタンで気密処理。
木材のジョイント、間柱の取り合い
ちょこちょこと気密処理されてます。
地味で大変ですが効きますので
おススメ。
玄関周りの基礎と土台の
取り合い部分は
気密テープで気密処理。
結構丁寧に気密処理されてますね。
イングさまでは初めての気密測定です。
さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。
C値 = 0.43cm2/m2 の高気密でした。
表示は四捨五入により0.4cm2/m2。
それではC値改善(隙間埋め作業)を
始めます。
やはり、片引き戸からの漏気が多い。
参考記録になりますが
のちに目貼りして測ってみましょう。
定番の玄関ドア下端から
漏気あり。
両端をコーキングで
気密処理しました。
お風呂の下は
基礎断熱(床下が室内扱い)。
ウレタンで気密処理
されてましたが
隙間から漏気あり。
ここも隙間にコーキングを
充填して気密処理。
柱と床の取り合い部分。
ここはウレタンで気密処理。
断熱の種類に関係なく漏れやすいです。
できれば…
1階、2階の両方処理しましょう。
最後に家の壁の入隅に
気密テープを貼りました。
伝い漏れする可能性があり
ここもおススメです。
それではC値改善後の
結果はいかに...。
C値 = 0.40cm2/m2 の高気密でした。
表示は四捨五入により0.4cm2/m2。
C値改善により
4cm2 の隙間が埋まりました。
もう少し改善していると思われますが
片引き戸からの漏気が先ほどより
多く入っているため正確に改善量が
分かりずらい。
兎に角、片引き戸を
目貼りして測定します。
測定結果は...。
C値 = 0.19cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
測定結果に監督さんは
「片引き戸の漏気で 29cm2も
悪く出るのですね。」と
驚かれていました。
片引き戸で29cm2 は少し多いです。
引渡し前にサッシ調整すれば
もう少し良くなると思われます。
躯体のスペック的には 0.19cm2/m2(参考値)。
はじめての測定でなかなか良い気密ですね。