石川県能美市宮竹町で気密測定 2021/10/18
おはようございます
健太郎です。
10月18日は 石川県能美市宮竹町で
㈱北製材所 ウィッシュホームさまの
現場の気密測定を行いました。
筋交いが多い印象。
現場は全館空調の
ダクティングの最中でした。
サッシはリクシルのEW。
樹脂ペアガラス。
サッシ周りはコーキングで
気密処理。
断熱材は屋根が
ウレタン吹付断熱。
壁の断熱材はセルロースファイバー。
断熱材充填前の面材のみ
の測定になります。
外から面材を見ると
ジョイント部分に
気密テープが貼られており
漏れ易そうなところには
コーキングも入っていました。
室内側から面材を見ると
柱、間柱の取り合い部分、
面材のジョイント部分は
コーキングで気密処理。
筋交いの取り合いは狭く
コーキングを入れるのに
一苦労したと想像します。
さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。
C値 = 0.076cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
それでは C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
まずは玄関周り。
基礎とスタイロフォームの取り合い、
玄関ドアの下端に
コーキングを入れて気密処理。
コーキングを入れた後はヘラで
しっかり押さえました。
次は屋根の勾配と梁の隙間。
ここは気密漏れし易く
隙間にウレタンをたっぷり
充填しました。
火打ちのキワにもウレタンを充填。
木が痩せたり、動いたりしても
漏気させないことが大切です。
電線周りの隙間が
気になったので充填。
電線が束になっている場合は
怪しんだ方がよいかと。
ダクト周りは気密処理は
外せません。
ダクティング作業で動かす
可能性が高いので、外気に面する箇所は
しっかり気密を取っておきたい。
入隅の隙間にウレタンを充填。
過去の経験から入隅の気密処理は
絶対におすすめです。
後はひたすら
筋交い周りの気密処理を
延々に行いました。
さてさて、
C値改善後の測定結果は
いかに...。
C値 = 0.059cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
気密測定に立ち合いされた
お施主さまはとても喜び
詳細結果を確認されていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
13cm2 → 10cm2 と
3cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.22 → 1.02 と隙間風が入りにくい
特性に大幅改善。
すごく高い気密レベルから
3cm2はすごいこと。
今は壁が面材だけなので
セルロースファイバーを
充填すると気密が少し上がります。
完成気密が楽しみですね(^^♪
あ!気が付けば
今年最後の日。
本年は大変お世話になりました。
皆さまのおかげで測定件数が
399件ありました。あと1件欲しかった…
来年も暖かい家づくりの
お手伝いとして福田温熱空調を
よろしくお願いします。