石川県金沢市畝田中で気密測定

おはようございます
健太郎です。

3月22日は 石川県金沢市畝田中で
㈱安藤建築事務所さまの現場の
気密測定を行いました。

いたずらに窓を増やさない設計。
掃き出し窓や引き違い窓は無いようです。

窓はYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。

 

窓周りはユラソールで
(ウルト社製 気密テープ)
気密処理。

断熱材がやたら分厚い。

屋根・壁ともに
旭ファイバーグラスの
アクリアα36kg (グラスウール)。

そのグラスウールを
タイベックスマート(気密シート)内に
充填しユラソールで気密処理。

実は 床の断熱材も
アクリアα36kg。
それを大引き間に充填。

 

その後、剛床を敷いてジョイントを
ユラソールで気密処理。

漏れやすい柱周りは
ユラソールで気密処理してから
コーキングを入れてありました。

天井の気密もユラソール。
木材の取り合いをかなり攻めてます。

ユラソールはどちらかと言うと
ブチルに近い感じで貼りにくく
カッターも粘着でコテコテになり
すぐに切れなくなります。

玄関周りもユラソールで
気密処理。

取り合いを丁寧に貼られています。
断熱材の充填と気密処理で
3週間かかるのがわかりますね。

それでは測定いたします。
気になる気密測定の結果は...。

C値 = 0.074cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。

安藤建築事務所さまのC値改善は
テープの浮きを押さえることと

テープの貼り忘れがないか
確認することの2点。

 

テープの浮きを押さえながら
あやしい箇所が無いか
探してます。

絵的に地味ですが
テープ押さえを永遠に
やっている感じです。

 

実際、手で触れないと
浮いているのがわからないので
テープが貼ってある箇所を
全てなぞっていく感じです。

お!何か発見。

 

どうやら梁のホゾ穴にウレタンを
充填してあったのですが
ユラソールを貼り忘れたようです。

ほぞ穴が隠れるように
ユラソールを貼りました。

最後に大きな横滑り窓を
閉め直してパッキンの当たりを
良くします。

 

さて、C値改善後の
結果はいかに…。

C値 = 0.063cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

測定結果に安藤社長のお父さん(義父)は
嬉しそうに結果を撮影されていました。

 

今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
7m2 → 6cm2 と
1cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.06 → 1.00 と最高値に改善。
隙間風がさらに入り難い特性に
なったと思われます。

手でテープを
押さえて 押さえて 押さえて
気密処理。

 

まさに手作りで
超高気密の家を
造る感じです(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs