石川県金沢市増泉で気密測定 2022/04/21
おはようございます
健太郎です。
4月21日は 石川県金沢市増泉で
㈱安藤建築事務所さまの現場の
気密測定を行いました。
平屋の現場で店舗のようです。
室内はとても明るい。
勾配天井の梁見せ仕様
のようです。
サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。
サッシ周りは
ユラソール(高性能気密テープ)で
気密処理。
断熱材は屋根・壁・床ともに
旭ファイバーグラスの
アクリアα36kg (グラスウール)。
そのグラスウールを
タイベックスマート(気密シート)内に
充填しユラソールで気密処理。
剛床のジョイントも
ユラソールで気密処理。
柱周りはコーキングが
しっかり入っていました。
天井の気密もユラソール。
木材の取り合いを徹底して
気密処理されてました。
さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。
C値 = 0.15cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
玄関ドア下端の気密を強化。
気密テープをしっかり貼りました。
おっと、気密テープの貼り忘れ?
木材の裏側が死角になっていた。
木と木の伝い漏れを防ぐために
徹底して攻めます。
やはり勾配天井のチェックが
大変です。
テープが浮いているのが
分かりますか?
こんな浮きから漏気する可能が
あります。
兎に角、気密テープの
施工箇所を …
押さえて押さえて
押さえて回ります。
玄関ドアのスニッカルペールが
あやしいと監督さん。
どうやら、ドアの当たりが
少し甘い模様。
ドアラッチを調整し
密閉性を上げました。
スニッカルペールは
木製玄関ドアの中では気密は秀逸。
ですが調整は必須ですね。
それでは再測定。
C値改善後の測定結果は…。
C値 = 0.086cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
測定結果に安藤社長のお父さん(義父)は
ほっとして撮影されていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
18m2 → 10cm2 と
8cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.69 → 1.12 と隙間風が
入り難い特性に大幅改善。
高い気密レベルから
8cm2 の改善はなかなかの結果。
n値の大幅改善からみて
玄関ドアの調整が
大きかったと思われます。
気密測定によりウイークポイントが
分かるのは大きいです(^^♪