福井県敦賀市金山で気密測定 2022/04/25
おはようございます
健太郎です。
4月25日は福井県敦賀市金山で
㈲柴田建築店さまの現場の
気密測定を行いました。
軒が深い。
それでいてモダンな設計。
大開口サッシが並ぶ
明るい室内。
サッシは YKKの
エピソードNEO(アルミ複合ペアガラス)と
YKKのAPW511(アルミ複合トリプルガラス)
の組み合わせ。
サッシ周りはコーキングによる
気密処理が施工されていました。
断熱材は屋根・壁ともに
ウレタン吹付断熱。
床下は硬質ウレタンで
断熱された基礎断熱の仕様。
柴田社長が最終チェックで
床下に潜って確認されていました。
早速ですが 測定開始。
気になる気密測定の結果は...。
C値 = 0.18cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
まずは定番の玄関周り。
基礎と土台の取り合いから
若干の漏気あり。
コーキングで埋めました。
玄関用の排水管周りが
気になる。
ウレタンを充填しました。
ここは基礎断熱なので
床の穴は気密漏れに直結しません。
が…
床下エアコンをしっかり効かせるために
給湯給水の配管周りを気密処理。
基礎を貫く配管周りも
外からウレタンで気密処理を強化。
勝手口の上げ下げ窓の
気密性がめちゃ悪い。
酷いのでこれは交換してもらおう。
これまた定番の
柱と床の取り合いの
ホゾ穴をウレタンで攻めました。
どこを攻めるか
分かりますか?
コーキングを入れたライン。
奥が下屋になっているので
手前の梁と天井の取り合いは
気密処理した方が良いです。
写真のように返し(縦のライン)が
あれば更にgood。
同様な取り合いを
丁寧に気密処理。
地味ですが効きますよ。
写真がボケました。
これは下屋の壁となる
面材の取り合い。
上から伝い漏れすることもあるので
ウレタンを吹きました。
さて、気になるC値改善後の
結果はいかに...。
C値 = 0.13cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
気密処理を頑張った柴田社長は
「0.1cm2/m2を切るつもり
だったので正直悔しい」とのこと。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
30cm2 → 22cm2 と
8cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.47 → 1.29 と隙間風が入り難い
特性に大幅改善。
私の感想ですが …
メインサッシがエピソードNEOで
引き違いサッシ 多数だと
0.13cm2/m2は かなり優秀な
気密と考えます。マジで!
完成気密が楽しみです(^^♪