富山県射水市本開発で気密測定 2022/11/01
おはようございます
健太郎です。
11月1日は富山県射水市本開発で
㈱ジュープラスさまの現場の
気密測定を行いました。
店舗のような平屋の家で
かなり大きな現場です。
監督さんが配管周りを
気密処理されていました。
現場に入ると
柱(4寸)、筋交いがぎっしり。
耐震等級3を取られている模様。
南面の大開口サッシから
暖かな日差しを取り込んでいました。
サッシはシャノンの
樹脂トリプルガラス。
この大きい掃き出し窓が
5枚採用されてます。
サッシ周りはコーキングと
ユラソール(気密テープ)に
より気密処理。
断熱材は 壁が
ウッドファイバー。
その上から気密シートを
貼られた仕様。
天井と梁の取り合い、柱周りは
コーキングで気密処理。
もう隠れて見えませんが…
外壁側は フェノバボード
90ミリを貼った付加断熱仕様。
屋根の断熱は
フェノバボード63ミリを
なんと4枚重ね貼り。
合計 252ミリです(^^♪
ここは基礎断熱の仕様。
写真は玄関まわりですが
同じフェノバボード90ミリを
基礎に対しL字に貼られています。
外皮Ua値は 0.12だとか。
ヤバいっすね。
その日は 曇り空で
外の温度が 約17度。
室内の温度は 約23度。(8時ごろ)
大工さんは暑くて半袖で
仕事されてました。
気になるのは木製の
玄関ドアと勝手口のドア。
漏気が少ない扉で
ありますように。
さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。
C値 = 0.13cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
それでは C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
気になっていた玄関と勝手口の
木製ドアから漏気あり。
少し調整しましたが
パッキンの当たりが少し
弱いようです。
大工さんが掃き出し窓の
漏気量をチェックしてます。
サッシの召合せの部分や
レール部分から漏気あり。
少し多めなのが残念。
後に調整してもらいましょう。
あとは目立った箇所が無く
テープの浮きを押さえたり
追加でテープを貼ったりと
細かい箇所を攻めます。
フェノバボードのジョイントは
ユラソールで
柱周りは極太コーキングで
気密処理。
漏気を体感するほどの
場所はありませんでした。
そー言えば
このロフト部分。
よく見ると気密シートを
床に対しL字で止めてます。
そこに繋がる床のジョインの
隙間から漏気を感じました。
床のジョイント部分に
気密テープを貼りまくりました。
気密シート貼りの仕様では
この取り合いに注意してください。
大きなポテトチップの袋?
お施主さまが減圧状態で
膨らんで(登山の時のように)いくか
ためされてた模様。
結果は膨らみませんでした。
さて、C値改善後の
測定結果は...。
C値 = 0.12cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
測定に立ち合いされたお施主さまは
「気密はとても良いがサッシの
漏気が悔しい」と言われてました。
駄々洩れではないですが
5枚の掃き出し窓から
1枚につき 3cm2 前後の
漏気がある感じでした。
冬でもエアコンがいらない
ような断熱スペックですが
サッシを調整してもらい
さらに暖かい環境で過ごしてもらいたいです(^^♪