福井県福井市上森田で気密測定

稜です。

11月29日は福井県福井市上森田で
㈱ナチュレホームさまの現場の
気密測定を行いました。

中に上がります。

壁の断熱材は、
セルロースファイバー。
さらに外壁側に
ボード状断熱材を貼った
付加断熱仕様となっています。

天井の断熱材も
セルロースファイバーと
なっていますが、
こちらは充填前の状態ですね。

サッシはリクシルのEW。
樹脂トリプルガラスです。

チェックしていきます。
サッシ周りは、
テープで気密処理してあります。
角にコーキングを
打っているのは、
テープの浮き防止対策でしょうか。
素晴らしい処理ですね。

現場は床断熱、
床のジョイント部分が
テープで気密処理
されていますね。

柱周りまで丁寧に
処理されています。

配管の床貫通部も
コーキングで気密処理
してありますね。

二階の床と胴差し、梁との
取り合い部分です。
伝い漏れを起こしやすい
箇所ですね。
コーキングでしっかり
気密処理されています。

二階に上がってみると、
上側からもテープで
気密処理してありました。
先程の取り合いからの
伝い漏れを潰す意味でも
良い処理なんですが、
真の目的は別にあります。

画像のようにシートは
床の所まで降りていて、
床との取り合いで
L字にテープを貼って
気密処理されています。
その為、
外周部に位置する床が
隣の床との間に隙間がある場合、
その隙間を伝って漏気する
可能性があります。

 

文字では分かりづらいかも
知れませんが、
つまりは室内側の気密シート
で気密を確保する場合は、
外周部の床の取り合いも
気密処理をした方が良い
ということです。

 

こちらもサッシ周りと
同じように、
テープの浮き対策として
角にコーキングが
入っていますね。

天井の配線貫通部。
配線同士が密着していると、
その間に出来た隙間から
漏気を起こしてしまう事が
よくあります。
その対策として、
一本一本間隔を空けて
気密処理されていますね。

玄関土間まわりの気密処理。
テープやコーキングを
使ってとても丁寧に
処理されていました。

それでは測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.057cm2/m2の
ウルトラ気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

この結果に、
立ち合いされた社長は
満足されたご様子でした。

 

αA (家全体の隙間面積)も
さることながら、
n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.00 と、この上ないほど
良い数値となっていますね。

 

丁寧な処理を見ていれば、
良い気密であることは
間違いないと思っていましたが、
実際に数値になると驚きますね。

 

雪も降り始めて、
とても寒い季節となりましたが、
これだけの素晴らしい気密であれば
暖かく快適なお家と
なることでしょうね。

気密測定

Posted by fok-rs