石川県金沢市堅田町で気密測定 2023/01/13
おはようございます
健太郎です。
1月13日は 石川県金沢市堅田町で
Hamamoto建築研究室さまの
現場の気密測定を行いました。
パネル工法の現場です。
断熱材は屋根・壁・床
共にネオマフォーム。
屋根の断熱材は ネオマフォームの
上にグラスウールを付加断熱として
施行されています。
パネルの取り合いは
気密テープとコーキングで
気密処理。
屋根のネオマフォームは
コーキングにより気密処理。
木材の取り合いにも
しっかりコーキングが
入っていました。
サッシはエクセルシャノンの
樹脂トリプルガラス。
サッシ周りはコーキング。
ビス穴には気密テープが
貼られてました。
気になる気密測定の
結果は ...。
C値 = 0.16cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
まずは玄関周り。
基礎と土台の
取り合いから漏気あり。
コーキングで埋めました。
気密パッキンの上に
コーキングを打ってありましたが
怪しい箇所に増し打ち。
これは給水管。
コーキングを打って
乾かないうちに動かすと
隙間ができます。
大工さんに隙間の奥まで
充填してもらいました。
ユニットバス下のネオマと
基礎の取り合いから漏気あり。
見た目は完璧ですが
ピンホール(穴)があったので
埋めました。
ここは1階の天井部分。
奥側が下屋(外扱い)なので
梁と2階床の取り合いから
伝い漏れする可能性があります。
取り合いにコーキングを
入れました。
最近、気になっている
2階の床の隙間。
ここは壁からの伝い漏れする
可能性があります。
大工さんに手をかざして
もらったところ
「漏れとるね」とのこと。
壁から伸びる床の隙間に
気密テープを貼りました。
最後は天井まわり。
近づいてはじめてコーキングが
切れてるところを発見。
切れてるところ
怪しいところに気密テープを
貼りました。(めちゃ時間がかかりました)
それでは再測定します。
C値改善後の測定結果は ...。
C値 = 0.085cm2/m2 の超々高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
C値改善をがんばった
濵本代表と大工さんたちは
とても喜ばれていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
17cm2 → 9cm2 と
8cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.28 → 1.04 と隙間風が入り難い
特性に大きく改善。
コーキング切れって
なかなか探しづらい。
見た目でわかる場所もあるけど
気密測定器で減圧し、手をかざして
はじめて漏気がわかる箇所もある。
やっぱり、良い気密を出すには
時間がかかるのですよ(^^♪