石川県金沢市で気密測定 2023/04/25
稜です。
4月25日は石川県金沢市で
㈱アントールさまの現場の
気密測定を行いました。
中に上がります。
屋根・壁の断熱は、
ウレタン吹き付け断熱と
なっています。
サッシはリクシルのTW。
アルミ樹脂複合サッシです。
チェックしていきます。
サッシ周りは、
ウレタンで気密処理されています。
床の外周部です。
柱と間柱の根元に
ウレタンが吹いてありますね。
伝い漏れを起こしたり
する箇所ですので、
より良い気密を出したい!
と思う方にはおススメです。
お風呂の配管貫通部。
ウレタンで気密処理
されていますね。
おっと…
反対側を見てみると、
隙間が出来ているのを発見。
現場は床断熱ですので、
この断熱材の向こう側は
外部扱いとなります。
そうなれば当然漏気してしまいますが…
とりあえずこのままで、
一度測定をしたいと思います。
気になる結果は…
C値=0.31cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。
C値改善作業(隙間埋め)
をしていきます。
先程の配管貫通部周りの
隙間ですが、
確認してみると
やはり漏気を起こしていました。
ウレタンを吹き付けて
しっかりと気密処理しました。
配線の壁貫通部。
気密処理が施されておらず
外からの光が見えていますね。
こちらもウレタンで
気密処理を行いました。
吹き付けの後に施工する場合、
ウレタンを穿らなければ
いけないのは分かりますが、
その後はちゃんと埋めておいて
欲しいですね。
配管の床貫通。
周りをテープで気密処理
してあるのですが…
どうやらこの隙間から
漏気があるようです。
隙間にウレタンを詰め込んで
気密処理をしました。
下がどのようになっているのか
よく分かりませんが、
配管が集まっている箇所は
伝い漏れが起こりやすいので、
コーキングやウレタンの方が
処理をしやすいかもしれませんね。
木材のジョイント部分。
この隙間から漏気しています。
こんな分かりやすい
隙間に限らず、
木と木のジョイントというのは
非常に伝い漏れなどを
起こしやすいです。
ちょっとでも怪しいと
思う箇所があれば、
ウレタンやコーキング、
テープなりを使って、
気密処理する事をおススメします。
それでは再度測定を始めます。
結果はいかに…
C値=0.25cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。
αA (家全体の隙間面積)が
48cm2 → 39m2
n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.66 → 1.42
となっています。
この結果に、
立ち合いされたお施主さまは
満足されたご様子でした。
しつこいかも知れませんが、
配線や配管の貫通部など
穴を開けた箇所は
責任もって埋めてほしいです。
後の工程の為に、
あえて開けているのならば
仕方ありませんが、
もしこのまま穴の空いた
ままの状態だったらと思うと…
せっかく大工さんや監督さんが
気密を確保する為の努力を
しているにもかかわらず、
それを無下にするような
事になったとしたら残念ですし、
第一にお施主さまが可哀そうですからね。
何はともあれ、
とても良い気密。
このまま気密を保持して、
お施主さまには快適な環境で
生活して頂きたいですね。