石川県河北郡で気密測定 2023/04/07
稜です。
4月7日は 石川県河北郡で
㈱作造さまの現場の
気密測定を行いました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/05/写真-2023-04-07-14-46-39.jpg)
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/05/写真-2023-04-07-14-25-42.jpg)
中に上がります。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/05/写真-2023-04-07-14-26-20.jpg)
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/05/写真-2023-04-07-14-47-12.jpg)
屋根・壁の断熱は、
ウレタン吹き付け断熱と
なっています。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/05/写真-2023-04-07-14-46-55.jpg)
サッシはYKK APW330。
樹脂ペアガラスです。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/05/写真-2023-04-07-14-35-49.jpg)
早速ですが、
測定を始めます。
気になる結果は…
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/05/写真-2023-04-07-13-46-48.jpg)
C値=0.29cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/05/写真-2023-04-07-13-23-46.jpg)
C値改善作業(隙間埋め)
をしていきます。
下屋部分のウレタンを
貫通(?)している配管。
どうなっているのか
よく分かりませんが、
怪しいので手を近づけてみると
漏気を起こしていました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/05/写真-2023-04-07-13-52-49.jpg)
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/05/写真-2023-04-07-13-58-12.jpg)
ウレタンを吹き付けて、
気密処理を行いました。
気密は勿論のこと、
ウレタンが少なくなっている分、
部分的に断熱的も
弱くなってしまいます。
これだけ吹き付けてあれば
安心できますね。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/05/写真-2023-04-07-13-56-58.jpg)
床の配管貫通部。
ウレタンで気密処理
されているのですが、
隅の方に隙間が出来ていますね…。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/05/写真-2023-04-07-13-57-16.jpg)
こちらもウレタンで
気密処理を行いました。
狭い箇所だったので、
気密処理をするだけでも
難しかったのだと思いますが、
ちゃんと隙間を埋められたか
確認する所までが大切ですよね。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/05/写真-2023-04-07-13-25-12-1.jpg)
一階勾配天井のウレタンと
間柱との取り合いから
漏気がありました。
かなり狭い箇所ですね。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/05/写真-2023-04-07-13-59-56.jpg)
こういった箇所は、
目視で隙間の有無を
確認するのがとても困難です。
その点、気密測定の際は
実際に隙間のある箇所で
空気の流れが発生するので、
通常では気が付かないような部分の
隙間も見つけ出すことが出来ます。
これは気密測定をする事での、
メリットの一つだと思いますね。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/05/写真-2023-04-07-13-47-46.jpg)
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/05/写真-2023-04-07-14-03-00.jpg)
その他にも、
玄関ドアやサッシ周りで
漏気のあった箇所や、
怪しい箇所を監督さんに
気密処理して頂きました。
それでは再度測定を始めます。
結果はいかに…
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/05/写真-2023-04-07-14-24-54.jpg)
C値=0.21cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
αA (家全体の隙間面積)が
37cm2 → 27cm2
n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.30 → 1.14
となっています。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/05/写真-2023-04-07-14-29-55.jpg)
この結果に、
立ち合いされたお施主さまは
満足されたご様子でした。
αA (家全体の隙間面積)が
10cm2 も埋まって、
しっかりと良い気密に
なっていますね。
気密測定は、
現状の気密の確認だけで無く、
隙間を探して気密の改善を行う
チャンスでもあります。
目視では見つけられない、
又は外気に通じているか
判別する事が出来ない隙間も、
実際に漏気を確認しながら
埋める事だって出来ます。
(漏気の確認をせずとも、
怪しいと思った箇所は埋めておくに限りますが…)
必ず気密を改善する事が
出来るというわけではありませんが、
気密に重きを置くのであれば
やらない手はありませんね。