福井県坂井市で気密測定 2023/07/28
稜です。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-07-28-12-36-14-640x480.jpg)
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2023年7月28日は福井県坂井市で
㈱中広地所さまの現場の
気密測定を行いました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-07-28-12-41-04-640x480.jpg)
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-07-28-12-44-56-640x480.jpg)
中に上がります。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-07-28-12-43-46-640x480.jpg)
現場はパネル工法。
天井と壁の断熱材は、
ネオマフォームとなっています。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-07-28-12-45-09-640x480.jpg)
さらに、天井にはウレタンが
吹き付けられています。
気密が確保しやすい上に、
断熱的にもプラスに働きますので
一石二鳥ですね。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-07-28-12-41-20-640x480.jpg)
サッシはYKK APW330。
樹脂ペアガラスとなっています。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-07-28-13-02-56-640x480.jpg)
チェックしていきます。
サッシ周りの気密処理は、
コーキングで行われています。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-07-28-13-00-34-640x480.jpg)
パネルの取り合いを見てみると、
丁寧にコーキングで気密処理
されていました。
空気の逃げ道を残さないように
柱やまぐさ等のジョイント部まで
しっかりと処理してありますね。
素晴らしいです。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-07-28-13-02-34-640x480.jpg)
一階と二階の外周部。
床と柱とパネルの取り合いが
コーキングで気密処理
されていますね。
気密ラインをどこにしているか
にもよるのですが、
伝い漏れを起こしてしまいがちな
箇所ですので要注意です。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-07-28-13-16-51-640x480.jpg)
こちらはホールダウン金物です。
ウレタンで全体が覆われていますね。
この場合、気密だけでなく
熱橋の対策にもなりますので
とても良い処理だと思います。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-07-28-13-16-59-640x480.jpg)
玄関ドア横の配線貫通部、
丁寧にコーキングで気密処理
してありますね。
それでは測定を始めます。
気になる結果は…
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-07-28-13-30-47-640x479.jpg)
C値=0.12cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-07-28-13-33-09-640x480.jpg)
C値改善作業(隙間埋め)
をしていきます。
(ピンボケでスミマセン…)
一階の天井の外周部。
隅の部分などを見ると、
こんな感じで隙間(切り欠き)が
空いているのですが、
ここから漏気が起きていました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-07-28-13-36-50-640x480.jpg)
先ほどご紹介しましたが、
二階の床外周部は上側で
気密処理されています。
上側が塞がっている為、
下側のこの隙間が逃げ道となって
余計に漏気しているというわけです。
ですので、気密処理を行う際は
その箇所一点だけでなく、
関連する箇所から伝い漏れを
起こさせないように、
徹底的に逃げ道を塞ぐことが
とても大切なんですよね。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-07-28-13-40-46-640x480.jpg)
こちらのパネルと桁の取り合い付近。
一見問題なさそうに見えるのですが、
漏気が起きていました。
何故なんでしょうか…?
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-07-28-13-41-41-640x480.jpg)
角度を変えて見てみると、
このパネルと桁の向こう側が
下屋となっているのが分かります。
この場合、気密ラインの高さ(位置)
の問題で漏気が起きてしまって
いたという事になります。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-07-28-13-42-02-640x480.jpg)
コレが意外に判断しづらく、
反対側も室内に通じているだろうから
ここは気密処理しなくても
大丈夫だろう。という勘違いを
してしまうケースが割とあります。
漏気を起こしていた箇所を
しっかりとコーキングで
気密処理しました。
これで大丈夫ですね。
それでは再度測定を始めます。
結果はいかに…
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-07-28-13-52-14-640x479.jpg)
C値=0.10cm2/m2の超高気密です。
αA (家全体の隙間面積)が
15cm2 → 12cm2
n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.26 → 1.20
となっています。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-07-28-13-52-22-640x480.jpg)
この結果に、
立ち合いされた監督さんは
納得されたご様子でした。
気密ラインや関連する隙間を
意識しながら気密処理するのは
大変だと思うのですが、
繰り返して慣れてしまえば
良い気密を出しやすくなると思います。
㈱中広地所さまの場合は
最初からとても良い気密ですので、
さらに気密が良くなると思うと
素晴らしい事ですよね。