石川県小松市で気密測定 2023/08/23
稜です。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-08-23-7-42-08-640x480.jpg)
2023年8月23日は石川県小松市で
㈱北製材所 ウィッシュホームさまの
現場の気密測定を行いました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-08-23-7-46-47-640x480.jpg)
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-08-23-7-50-09-640x480.jpg)
中に上がります。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-08-23-7-50-17-640x480.jpg)
屋根はウレタン吹き付け断熱
となっています。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-08-23-7-50-51-640x480.jpg)
壁の断熱材は、
セルロースファイバー。
室内側はこのようにコーキングで
気密処理されていて、
さらに外側からもテープで
気密処理してあります。
二重の気密処理。
手間と時間はとてもかかりますが、
測定の経験上、効果はあるはずです。
処理がしっかりとしているならば
片側だけ処理した場合と比較した時に
少なからず違いが出てくる事でしょう。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-08-23-7-47-03-640x480.jpg)
サッシはYKK APW330。
樹脂ペアガラスです。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-08-23-7-51-10-1-640x480.jpg)
チェックしていきます。
サッシ周りはコーキングで
気密処理されています。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-08-23-7-51-23-640x480.jpg)
柱や間柱、まぐさの取り合いまで
丁寧に気密処理されていますね。
一切の伝い漏れを許さない
という熱意が伝わってきます。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-08-23-7-49-16-640x480.jpg)
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-08-23-8-25-54-640x480.jpg)
上を見上げてみると、
至る所がコーキングで
気密処理されています。
さらに金物の部分はウレタンで
覆うように気密処理してありますね。
熱橋の対策までしっかりと
考えられているようです。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-08-23-7-52-09-640x480.jpg)
配線や配管の壁貫通部。
こちらもコーキングを使って
気密処理が施されていますね。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-08-23-7-58-33-640x480.jpg)
玄関土間の土台と基礎の取り合いも
勿論気密処理してあります。
隅の土台と土台のジョイントまで
気密処理してあるのは、
伝い漏れの対策でしょうね。
木と木のジョイント部は、
意外と伝い漏れを起こしやすいので
注意が必要です。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-08-23-8-28-58-640x480.jpg)
筋交いの根元付近、
元々狭い上に補助金具が
付いているので、
コーキングでの処理が難しい箇所。
そんな時は画像のように、
ウレタンも使って処理するのが
効果的だと思います。
コーキングとは違い、
ウレタンは吹き付けた後に
膨張して隙間をミチミチと
埋めてくれるので、
こういった箇所を気密処理
する事にとても適しています。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-08-23-8-50-38-640x480.jpg)
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-08-23-8-50-44-640x480.jpg)
こちらも先程と同様に、
コーキングでの処理が難しい箇所なので
ウレタンを使って処理していますね。
このようにコーキングやウレタン、
テープなどを使い分けて
気密処理するのは、とても大切です。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-08-23-8-18-36-640x480.jpg)
一階の下屋部分を見てみると、
二階分の面材の取り合いが
ウレタンで気密処理されています。
以前、ここから少しだけ伝い漏れが
起きていたことがあってようで、
その対策として吹き付けてあるそうです。
前に漏気していた箇所を
しっかりと
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-08-23-8-18-51-1-640x480.jpg)
本日はお施主様が測定に
立ち合いされるとの事ですので、
その前に玄関の仮ドアを目張りせずに
一度測定してみます。
気になる結果は…
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-08-23-8-26-45-640x480.jpg)
C値=0.068cm2/m2の
ウルトラ気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-08-23-8-30-07-640x480.jpg)
仮ドアからの漏気がそこまで
ではなかったとはいえ…
この気密は凄まじいですね。
これだけ良い気密ではありますが、
C値改善作業(隙間埋め)をして
スパートをかけていきます。
二階屋根のウレタン。
勾配天井の関係で端の方が
少しカットされているみたいですね。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-08-23-8-30-51-640x480.jpg)
後工程の邪魔にならないように、
気を付けながらウレタンを吹き付けます。
漏気の有無は確認していませんが、
怪しいと思った箇所は
気密処理しておくに限ります。
邪魔にならないのであれば、
処理しておいて損はありませんからね。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-08-23-8-34-59-640x480.jpg)
他にも配線の貫通部など、
怪しいと思った箇所を
気密処理しました。
お施主様が現場に到着されたので、
玄関の仮ドアをテープで目張りします。
それでは再度測定を始めます。
結果はいかに…
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-08-23-9-43-10-640x480.jpg)
C値=0.045cm2/m2の
ウルトラ気密です!
表示は四捨五入により0.0cm2/m2!
αA (家全体の隙間面積)が
10cm2 → 7cm2
n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.23 → 1.07
となっています。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-08-23-9-38-29-640x480.jpg)
この結果に、
立ち合いされたお施主様は
喜んでいるご様子でした。
αA (家全体の隙間面積)は
目張りしていない状態と比較して、
3cm2 縮まったようですね。
とても素晴らしい気密ですね。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/写真-2023-08-23-8-56-02-640x480.jpg)
室内側の面材と柱の取り合いの
コーキング処理を見てみると、
私の小指とほぼ同じ太さでした。
コーキングで気密処理する際は、
太ければ太いほど良いと思っています。
そうすれば、すぐに切れてしまったり、
隙間が埋まっているようで埋まっていない
という現象が起こりにくいので。
(完全に私個人の感想です。)
本当に取り合いという取り合いを
気密処理してありますので、
安心感が凄いです。
暖かく快適な家になりそうですね。