石川県金沢市で気密測定 2023/07/24

おはようございます
健太郎です。

7月24日は 石川県金沢市で
LINX㈱さまの現場の
気密測定を行いました。

この現場はパネル工法の現場。

パネルの外側で1度 気密を取り、

更にその外側にネオマフォームを

貼った付加断熱仕様。

 

その付加断熱の取り合いも

気密テープで気密を取られていました。

現場に入ると掃き出し窓から

差し込む光が眩しい。

剛床の取り合いと柱周りは

気密テープにより気密処理。

2階には大きなバルコニーがありました。

1階も2階も めちゃ明るい。

サッシは リクシルのEW。

樹脂ペアガラス。

サッシ周りはウレタンや

コーキングにより気密処理。

屋根の断熱材はカネライトフォーム。

取り合いは 気密テープとコーキングに

より気密処理。

それでは測定します。

気になる気密測定の結果は ...。

C値 = 0.14cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

それでは C値改善(隙間埋め作業)を

開始します。

 

実はこの現場、パネルの室内側で

気密を取っていませんでした。

それ(外側だけ)で 0.14cm2/m2は かなり凄い。

 

室内側で 更に気密処理すれば

気密が良くなるとお伝えしたところ

「やってみるか!」となりました。

橋本代表がパネルと柱・梁の取り合いに

気密テープを貼られています。

「外で完璧に気密取ってあるから

そんなに良くならない思う」と

少し半信半疑な 様子。

1階、2階の施工箇所がかなりあるので

なかなかの作業量。

もちろん、私たちも取り合いを攻めます。

 

途中、気密テープなくなり

買出しに行ってもらいました。

2時間くらい経ったでしょうか。

パネルの室内側の取り合いを

攻め切りました。(写真はまだ攻めてる途中)

屋根の断熱の取り合いをチェック。

入隅から漏気を感じます。

コーキングが切れているようでした。

漏気箇所にウレタンを

充填しました。

ここも屋根部分から漏気あり。

どこかわかりますか?

左隅のパネルの取り合いから

漏気してました。

ここにもウレタンを充填。

見えますか?窓まぐさの隙間。

めちゃ怪しい。

手をかざすと漏気してました。

隙間を埋めるように

ウレタンを充填。

 

ウレタンは大量に吹くより

伝い漏れする道を塞ぐように

充填する方が効果があります。

最後は 床と柱の取り合い。

この切り欠き部分が伝い漏れの

出口になり易い。

伝い漏れを塞ぐようにウレタンを充填。

ホールダウン金物まわりは

すでに気密処理されていましたが

さらにウレタンを入れて気密強化。

大きなすべり出し窓の隅から漏気あり。

すべり出しでもパッキンの当たりが

悪いと漏気します。

ここは完成時にサッシ調整して

もらうことに …。

 

それでは再測定します。

気になるC値改善後の結果は ...。

C値 = 0.093cm2/m2 の超々高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

C値改善をがんばられた橋本代表。

「パネルの外側で気密を取って完璧だと思ったけど

 内側も攻めると効くんだね」とのこと。

 

今回のC値改善により

αA(家全体の隙間面積)は

17cm2 → 11cm2 と

6cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は

1.24 → 1.02 と隙間風が入り難い

特性に大幅改善。

改善前は 0.14cm2/m2と既に超高気密でしたが

改善後は 0.093cm2/m2 と0.1を切る気密に。

 

タラればですが、サッシの漏気がなければ

0.07台に掛かっていたかもしれません。

完成気密が楽しみです(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs