石川県金沢市で気密測定 2023/07/24
おはようございます
健太郎です。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/IMG_6503-640x480.jpg)
7月24日は 石川県金沢市で
LINX㈱さまの現場の
気密測定を行いました。
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この現場はパネル工法の現場。
パネルの外側で1度 気密を取り、
更にその外側にネオマフォームを
貼った付加断熱仕様。
その付加断熱の取り合いも
気密テープで気密を取られていました。
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現場に入ると掃き出し窓から
差し込む光が眩しい。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/IMG_6482-640x450.jpg)
剛床の取り合いと柱周りは
気密テープにより気密処理。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/IMG_6508-640x480.jpg)
2階には大きなバルコニーがありました。
1階も2階も めちゃ明るい。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/IMG_6484-640x405.jpg)
サッシは リクシルのEW。
樹脂ペアガラス。
サッシ周りはウレタンや
コーキングにより気密処理。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/IMG_6510-640x480.jpg)
屋根の断熱材はカネライトフォーム。
取り合いは 気密テープとコーキングに
より気密処理。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/IMG_6522-640x480.jpg)
それでは測定します。
気になる気密測定の結果は ...。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/IMG_6521-640x438.jpg)
C値 = 0.14cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/IMG_6488-640x423.jpg)
それでは C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
実はこの現場、パネルの室内側で
気密を取っていませんでした。
それ(外側だけ)で 0.14cm2/m2は かなり凄い。
室内側で 更に気密処理すれば
気密が良くなるとお伝えしたところ
「やってみるか!」となりました。
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橋本代表がパネルと柱・梁の取り合いに
気密テープを貼られています。
「外で完璧に気密取ってあるから
そんなに良くならない思う」と
少し半信半疑な 様子。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/IMG_6497-640x480.jpg)
1階、2階の施工箇所がかなりあるので
なかなかの作業量。
もちろん、私たちも取り合いを攻めます。
途中、気密テープなくなり
買出しに行ってもらいました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/IMG_6485-640x434.jpg)
2時間くらい経ったでしょうか。
パネルの室内側の取り合いを
攻め切りました。(写真はまだ攻めてる途中)
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/IMG_6500-640x441.jpg)
屋根の断熱の取り合いをチェック。
入隅から漏気を感じます。
コーキングが切れているようでした。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/IMG_6504-640x429.jpg)
漏気箇所にウレタンを
充填しました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/IMG_6517-640x480.jpg)
ここも屋根部分から漏気あり。
どこかわかりますか?
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/IMG_6518-640x480.jpg)
左隅のパネルの取り合いから
漏気してました。
ここにもウレタンを充填。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/IMG_6515-1-640x446.jpg)
見えますか?窓まぐさの隙間。
めちゃ怪しい。
手をかざすと漏気してました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/IMG_6516-640x398.jpg)
隙間を埋めるように
ウレタンを充填。
ウレタンは大量に吹くより
伝い漏れする道を塞ぐように
充填する方が効果があります。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/IMG_6505-640x452.jpg)
最後は 床と柱の取り合い。
この切り欠き部分が伝い漏れの
出口になり易い。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/IMG_6506-640x407.jpg)
伝い漏れを塞ぐようにウレタンを充填。
ホールダウン金物まわりは
すでに気密処理されていましたが
さらにウレタンを入れて気密強化。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/IMG_6494-640x480.jpg)
大きなすべり出し窓の隅から漏気あり。
すべり出しでもパッキンの当たりが
悪いと漏気します。
ここは完成時にサッシ調整して
もらうことに …。
それでは再測定します。
気になるC値改善後の結果は ...。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/IMG_6523-640x438.jpg)
C値 = 0.093cm2/m2 の超々高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/IMG_6525-640x458.jpg)
C値改善をがんばられた橋本代表。
「パネルの外側で気密を取って完璧だと思ったけど
内側も攻めると効くんだね」とのこと。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
17cm2 → 11cm2 と
6cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.24 → 1.02 と隙間風が入り難い
特性に大幅改善。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/08/IMG_6508-1-640x480.jpg)
改善前は 0.14cm2/m2と既に超高気密でしたが
改善後は 0.093cm2/m2 と0.1を切る気密に。
タラればですが、サッシの漏気がなければ
0.07台に掛かっていたかもしれません。
完成気密が楽しみです(^^♪