石川県金沢市で気密測定 2023/08/19
おはようございます
健太郎です。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_6932-640x480.jpg)
9月13日は 石川県金沢市で
㈱コンセプト建築設計さまの
現場の気密測定を行いました。
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中庭の大開口サッシから
光が差し込む室内。
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サッシはリクシルのEW。
樹脂トリプルガラス。
掃き出し窓はドアタイプ。
この現場は 引き違い窓なく
すべり出し窓がメインです。(気密に有利)
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サッシ周りは
気密テープにより気密処理。
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断熱材は 屋根・壁ともに
アイシネンのウレタン吹付断熱。
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この現場は床断熱の仕様。
剛床のジョイントは
気密テープで気密処理。
実は 剛床の下の大引き間でも
気密を取ったダブルの気密仕様。
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柱周りはコーキングにより気密処理。
写真をよく見ると筋交いや間柱は
床を気密施工してから取り付けられていました。
見えないワザです。
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写真は玄関土間まわり。
玄関ドアまわりは
きれいにモルタルが入ってます。
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基礎と土台の取り合いは
ブチルテープにより気密処理。
ブチルは接着しにくい箇所でも
貼りつくので助かります。
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それでは測定前に
チェックしていきます。
サッシ屋さんがサッシ調整して
くれています。
すべり出し窓でも調整すると
パッキンの当たりが良くなり
気密が上がることも しばしば。
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ドアタイプのサッシも
ドアラッチを調整して
気密性を上げてもらいました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_6967-640x434.jpg)
おっと、排水配管の目貼りに穴が…。
こんな穴ですが下水に繋がっている
場合は漏気します。
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大工さんが 階段の踊り場?
または 外部収納の室内側を
気密処理されています。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_6941-640x480.jpg)
階段下が外部収納の設計は
よくありますが漏気し易いです。
間柱やボルト穴を気密テープで
気密処理してしっかり気密を取りましょう。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_6957-640x480.jpg)
天板もこのようにぐるりと
気密を取って対策されていました。
ナイスな感じ。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_6972-640x480.jpg)
梁の右側は下屋根部分。
ウレタンの上部は外気に繋がっています。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_6990-640x424.jpg)
この場合は 梁と天井の
取り合いから漏気する
可能性があります。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_6991-640x397.jpg)
大工さんにコーキングを
入れてもらいました。
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ここも怪しい箇所です。
梁のホゾ穴の上はウレタンが
吹かれた気密ライン。
測定器で減圧してを確かめたところ
漏気してました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_6983-640x434.jpg)
同様な箇所が何箇所かあり
コーキングを入れて漏気を止めました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_6976-640x445.jpg)
最後は 木材のジョイント部分を
気密テープで押さえて伝い漏れを防ぎます。
もし、将来 木が痩せても
テープが施工されていると
気密を担保しやすい。
経年変化対策の気密処理と言っていいでしょう。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_6973-640x480.jpg)
吹き抜け部分もこんな感じ。
キラキラした部分が
気密処理した箇所です。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_6949-640x480.jpg)
それでは測定します。
気になる気密測定の結果は ...。
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でました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!! (0.05cm2/m2未満)
正確には…
C値 = 0.038cm2/m2 の超々高気密でした。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_6998-640x371.jpg)
測定に立ち合いされたお施主さまは
とても喜ばれていました。
αA(家全体の隙間面積)=5cm2。
n値(隙間特性値 範囲1~2)= 1.07。
両方とも かなりレベルの高い
スペックを表していました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_6979-1-640x410.jpg)
家づくりって、やっぱ手作りなんです。
しかも、完成すると隠れて
見えなくなる仕事がほとんど。
でも、お施主さまのために 見えないところで
どれだけ頑張れるかが キーポイント。
そんなぁ、頑張る大工さんって
かっけーっすね(^^♪