石川県金沢市で気密測定 2023/08/19

おはようございます
健太郎です。

9月13日は 石川県金沢市で
㈱コンセプト建築設計さまの
現場の気密測定を行いました。

中庭の大開口サッシから

光が差し込む室内。

サッシはリクシルのEW。

樹脂トリプルガラス。

 

掃き出し窓はドアタイプ。

この現場は 引き違い窓なく

すべり出し窓がメインです。(気密に有利)

サッシ周りは

気密テープにより気密処理。

断熱材は 屋根・壁ともに
アイシネンのウレタン吹付断熱。

この現場は床断熱の仕様。
剛床のジョイントは
気密テープで気密処理。

 

実は 剛床の下の大引き間でも

気密を取ったダブルの気密仕様。

柱周りはコーキングにより気密処理。

写真をよく見ると筋交いや間柱は

床を気密施工してから取り付けられていました。

見えないワザです。

写真は玄関土間まわり。

玄関ドアまわりは

きれいにモルタルが入ってます。

基礎と土台の取り合いは

ブチルテープにより気密処理。

ブチルは接着しにくい箇所でも

貼りつくので助かります。

それでは測定前に

チェックしていきます。

 

サッシ屋さんがサッシ調整して

くれています。

 

すべり出し窓でも調整すると

パッキンの当たりが良くなり

気密が上がることも しばしば。

ドアタイプのサッシも

ドアラッチを調整して

気密性を上げてもらいました。

おっと、排水配管の目貼りに穴が…。

こんな穴ですが下水に繋がっている

場合は漏気します。

大工さんが 階段の踊り場?

または 外部収納の室内側を

気密処理されています。

階段下が外部収納の設計は

よくありますが漏気し易いです。

間柱やボルト穴を気密テープで

気密処理してしっかり気密を取りましょう。

天板もこのようにぐるりと

気密を取って対策されていました。

ナイスな感じ。

梁の右側は下屋根部分。

ウレタンの上部は外気に繋がっています。

この場合は 梁と天井の

取り合いから漏気する

可能性があります。

大工さんにコーキングを

入れてもらいました。

ここも怪しい箇所です。

梁のホゾ穴の上はウレタンが

吹かれた気密ライン。

 

測定器で減圧してを確かめたところ

漏気してました。

同様な箇所が何箇所かあり

コーキングを入れて漏気を止めました。

最後は 木材のジョイント部分を

気密テープで押さえて伝い漏れを防ぎます。

 

もし、将来 木が痩せても

テープが施工されていると

気密を担保しやすい。

経年変化対策の気密処理と言っていいでしょう。

吹き抜け部分もこんな感じ。

キラキラした部分が

気密処理した箇所です。

それでは測定します。

気になる気密測定の結果は ...。

でました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!! (0.05cm2/m2未満)
 
正確には…
C値 = 0.038cm2/m2 の超々高気密でした。

測定に立ち合いされたお施主さまは

とても喜ばれていました。

 

αA(家全体の隙間面積)=5cm2。

n値(隙間特性値 範囲1~2)= 1.07。

両方とも かなりレベルの高い

スペックを表していました。

家づくりって、やっぱ手作りなんです。

しかも、完成すると隠れて

見えなくなる仕事がほとんど。

 

でも、お施主さまのために 見えないところで

どれだけ頑張れるかが キーポイント。

そんなぁ、頑張る大工さんって

かっけーっすね(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs