石川県輪島市で気密測定 2023/09/08
おはようございます
健太郎です。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_7211-640x480.jpg)
9月8日は 石川県輪島市で
㈱サンリーハウスさまの現場の
気密測定を行いました。
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現場に入ると 断熱材が山のように
積まれていました。
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この現場の断熱材は 壁が グラスウール。
屋根が ネオマゼウス。
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壁の断熱材は充填前。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_72111-640x429.jpg)
防水シートで見えませんが
面材である EXハイパーのジョイントを
気密テープで気密を取った仕様です。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_7219-640x426.jpg)
剛床のジョイントにも気密テープ。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_7220-640x427.jpg)
柱周りにはコーキングが
入っていました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_7227-640x409.jpg)
筋交いまわりも同様に
コーキングで気密処理。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_7216-640x462.jpg)
サッシは YKKのAPW330。
樹脂ペアガラス。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_7217-640x427.jpg)
サッシ周りはコーキングで
気密処理、
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_7221-640x429.jpg)
天井を見上げると配管周りはもちろん
梁まわりにもコーキングが入っていました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_7237-640x427.jpg)
ここはリビングで天井高の仕様。
ネオマゼウスのまわりもコーキング。
立ち上がったボードのジョイントは
気密テープとコーキングにより気密処理。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_7225-640x439.jpg)
ここは玄関土間まわり。
基礎と土台間の気密パッキンを
覆うように気密テープ。
テープの下端(基礎側)が
浮かないようにコーキング。
さらに土間の断熱材の隙間を
埋めるようにコーキングが入ってました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_7236-640x480.jpg)
それでは測定します。
気になる気密測定の結果は ...。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_7245-640x434.jpg)
C値 = 0.26cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_7235-640x435.jpg)
では、C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
大工さんに土台のボルト穴に
気密テープを貼ってもらいました。
外周部の貫通部は漏気し易いので注意です。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_7246-640x467.jpg)
玄関周りの 柱と土台の
取り合いから漏気あり。
伝い漏れですね。
気密テープを貼ってもらいました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_7241-640x389.jpg)
上が下屋となる梁の
ほぞ穴から漏気あり。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_7244-640x383.jpg)
同様な個所で2階の梁の
ホゾ穴からも漏気あり。
ウレタンを充填してもらいました。
このパターンは上からの伝い漏れです。
金物を使っていることもあり
ヒートブリッジ対策にもなるので
埋めることをお勧めします。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_7249-640x460.jpg)
ここはお風呂まわり。
断熱材の取り合いからは漏れなし。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_7253-640x403.jpg)
その近くの柱と柱の隙間に
コーキングが入ってましたが
すごい漏気。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_7254-640x462.jpg)
見た目に騙されたらいけませんね。
たっぷりコーキングを充填してもらい
漏気を止めました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_7256-640x472.jpg)
これまたお風呂まわりの
間柱の隙間から漏気あり。
どうやら土台の間柱欠きから
伝って漏れている模様。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_7261-640x434.jpg)
それってことは 家の外周部にも
同じことが言えるのか…
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_7262-640x382.jpg)
う~ん、漏気してますね。
間柱欠きからの伝い漏れです。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_7257-640x400.jpg)
間柱周りを押さえるように
コーキングを入れてもらいました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_7259-640x438.jpg)
大漏れしている箇所、まったく漏気を感じない箇所と
差はありましたが、すべての間柱の取り合いを
攻めてもらいました。
それでは再測定します。
C値改善後の結果は ...。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_7267-640x479.jpg)
C値 = 0.18cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_7270-640x457.jpg)
測定結果に監督さんは
とても喜ばれていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
29cm2 → 20cm2 と
9cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.17 → 1.03 と隙間風が入り難い
特性に大幅改善。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_7265-640x452.jpg)
監督さんも大工さんも
「間柱欠きからあんなに漏気があるとは ...。
次回は今回の漏れた部分を攻めておきます。」とのこと。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/IMG_7213-1-640x480.jpg)
断熱材充填前だと漏気箇所が
あらわになりますね。
私も毎回勉強させてもらっています(^^♪