石川県金沢市で気密測定 2023/10/13
おはようございます
健太郎です。
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10月13日は石川県金沢で
㈱山下工務店さまの現場の
気密測定を行いました。
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玄関ポーチの軒が深い。
雨の日、玄関から出たとき
濡れないのは助かります。
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きれいに清掃された室内。
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断熱材は屋根・壁ともに
ウレタン吹付断熱。
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お風呂の断熱はスタイロフォーム。
その上からウレタン吹付した
2重の断熱仕様。
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サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_7966-640x390.jpg)
サッシ周りは気密テープで
気密処理されていました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_7964-640x480.jpg)
床の気密は剛床(床板)の下の
大引きと断熱材の取り合いで
施工してある模様。
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それでは測定します。
気になる気密測定の結果は ...。
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C値 = 0.26cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_7977-640x425.jpg)
それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
陽平代表が縦すべり窓の左側だけ
気密処理していないのを発見。
気密テープを貼りました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_7979-640x422.jpg)
これは玄関ドアの
電子ロック錠の配線穴。
ウレタンが吹かれていましたが
残念ながらサッシ側までウレタンが
詰まっていないため漏気あり。
奥までウレタンを充填しました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_7989-640x414.jpg)
2階の入隅に木材同士の
小さな隙間があり、そこから漏気。
気密テープで押さえました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_7975-640x442.jpg)
ここはユニットバスの外。
基礎を貫くユニットバスの
給湯給水配管の穴あらわに。
お風呂の下でウレタンが
吹いてありましたが隙間を
伝って漏れる可能性があります。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_7992-640x437.jpg)
配管まわりのウレタンを
充填して気密処理しました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_7986-640x412.jpg)
床の気密を調べていると
柱周り、筋交い周りから
大なり小なり漏気を感じる。
大引きのラインで気密処理
されたようですが柱まわりは
押さえなかったのかな?
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_7985-640x382.jpg)
柱周りはもちろん
筋交いとの間にも
ウレタンを充填。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_7996-640x390.jpg)
数はありましたが
丁寧に充填しました。
柱周りの隙間は漏気の出口に
なり易いので注意が必要です。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_7967-640x388.jpg)
最後は壁と床の取り合い。
柱と床の取り合いの切り欠きに
ウレタンが充填されていましたが …
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_7980-640x435.jpg)
間柱の隙間には気密処理が
ありませんでした。
手を当てると漏気を感じます。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_7990-640x399.jpg)
ということで間柱の隙間に
ウレタンを充填。
間柱が収まっている土台には
間柱欠きという窪みがあります。
そこから伝い漏れし易い。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_7987-640x480.jpg)
2階の床も同様です。
こちらは柱周りにもウレタンが
入っていませんでした。
すべての柱・間柱の取り合いに
ウレタンを充填しました。
それでは再測定します。
気になるC値改善後の
測定結果はいかに ...。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_7993-640x437.jpg)
C値 = 0.13cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_7995-640x422.jpg)
測定結果に陽平代表は
「隙間面積がちょうど半分になった」と
大変喜ばれていました。
今回の C値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
34cm2 → 17cm2 と
17cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.22 → 1.12 と隙間風が入り難い
特性に変化。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_7972-640x480.jpg)
そこそこ良い気密から
C値改善により隙間を半分に
減らせました。
漏気している箇所が
シッカリ解ると改善し易い。
もちろん経験値から漏気し易い箇所を
理解しているので。
これぞ、気密測定の醍醐味です(^^♪