福井県福井市で気密測定 2023/10/26
稜です。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-10-26-8-05-30-640x479.jpg)
2023年10月26日は福井県福井市で
㈱モジュールホームさまの現場の
気密測定を行いました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-10-26-8-08-19-640x480.jpg)
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-10-26-8-12-55-640x480.jpg)
中に上がります。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-10-26-8-13-08-640x480.jpg)
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-10-26-8-13-16-640x480.jpg)
屋根と壁の断熱は、
ウレタン吹き付け断熱と
なっています。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-10-26-8-08-50-640x479.jpg)
サッシはYKK APW330。
樹脂ペアガラスです。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-10-26-8-11-26-640x480.jpg)
チェックしていきます。
二階の床(合板)の外周部。
胴差しとの取り合いに
ウレタンが吹きつけられています。
伝い漏れを起こしてしまう
可能性のある箇所ですので、
効果が望めるかもしれません。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-10-26-8-11-09-640x480.jpg)
こちらは外周部では無いのですが、
梁の向こう側が下屋となっていて
外周部と同様に漏気してしまう
可能性があります。
ただし、この取り合いに関しては、
下屋部分の気密ラインが
どの位置(高さ)になっているかによって
漏気を起こすか否かが変わってきます。
下屋部分の気密ラインが
二階の床(合板)と梁との取り合いより
高い位置にある場合は、
漏気を起こすことはほぼ無いでしょうし、
逆に低い位置にある場合には
漏気してしまう事があります。
気密を良くしたいけど、
伝い漏れを起こさないようにするには
何処から何処までを処理すれば
いいのか分からない…という時は、
定めた気密ラインと付近の
取り合いの関係性を意識すると、
気密が確保しやすくなると思います。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-10-26-8-16-03-640x480.jpg)
熱橋の対策として金具に
ウレタンが吹きつけられています
結露対策は大切ですね。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-10-26-8-44-46-640x480.jpg)
こちらも下屋部分となっていますが、
二階の面材の取り合いに
ウレタンが吹きつけられていますね。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-02-14-30-20-640x479.jpg)
(別の現場の写真となっています。)
流石にここを気密処理する意味は
無いんじゃないの?
と思う方もいるでしょうが、
上の画像のような面材同士の
間に出来た隙間を伝って、
上から漏気するケースがあったりします。
私も実際に体感するまでは
(流石にここは漏気しないだろ…)
と思っていたのですが、
漏気してしまうものなんですよね…
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-10-26-8-44-46-1-640x480.jpg)
ここまで丁寧な処理をするのは
なかなか難しいと思いますが、
コーキングやウレタンを入れたり、
テープを貼るだけでも漏気は
止められると思いますので、
やってみるといいかも知れませんね。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-10-26-9-29-12-640x480.jpg)
現場は基礎断熱となっています。
正確な気密を測定するために、
基礎を貫通している水抜き穴などは
塞がなければなりません。
ウレタンで穴を埋めてありますね。
これで安心です。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-10-26-8-19-31-640x480.jpg)
測定を始める前に、
玄関ドア横の配線貫通部が
スポスポの状態のままでしたので
気密処理を行います。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-10-26-8-44-21-640x480.jpg)
ウレタンを吹き付けて配線周りの
隙間を埋めました。
放って置いたらそのまま忘れて
しまう可能性もありますので、
処理出来るときに処理しておきましょう。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-10-26-8-45-06-640x480.jpg)
それでは測定を始めます。
気になる結果は…
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-10-26-8-59-07-640x479.jpg)
C値=0.093cm2/m2の
ウルトラ気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-10-26-9-07-27-640x480.jpg)
C値改善作業(隙間埋め)を
していきます。
窓のまぐさと柱の取り合いから
漏気があったようですね。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-10-26-9-07-33-640x480.jpg)
取り合いにウレタンを吹き付けて
隙間を埋めました。
木と木のジョイント箇所から
伝い漏れが起きるケースは
割とありますので、
注意したいポイントですね。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-10-26-9-01-37-640x480.jpg)
玄関ドアの下端からも
漏気があったようですね。
後工程で埋まる箇所ですが、
それでは再度測定を始めます。
結果はいかに…
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-10-26-9-17-33-640x480.jpg)
C値=0.073cm2/m2の
ウルトラ気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
αA (家全体の隙間面積)が
14cm2 → 11cm2
n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.29 → 1.12
となっています。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-10-26-9-18-51-640x480.jpg)
この結果に、
立ち合いされた監督さんは
満足されたご様子でした。
素晴らしい気密ですね。
これで冬でも快適で暖かいな
家になることでしょう。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-10-26-8-35-37-640x480.jpg)
掃き出し窓から外に出てみれば、
素敵な板張り天井が目に映りました。
バルコニーでしょうかね?
木の温もりに癒されながら
外の景色を眺めることのできる
心地の良いデザインですね。
気密が良くて暖かく、
住みながら心も体も癒される。
こんな家、とても贅沢ですよね。