石川県加賀市で気密測定 2023/11/06
稜です。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-06-8-24-29-640x479.jpg)
2023年11月6日は石川県加賀市で
ウィッシュホーム㈱さまの現場の
気密測定を行いました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-06-8-27-45-640x480.jpg)
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-06-8-28-03-640x480.jpg)
中に上がります。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-06-8-28-48-640x480.jpg)
屋根の断熱は、
ウレタン吹き付け断熱と
なっています。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-06-8-35-40-640x480.jpg)
壁の断熱材は、
セルロースファイバー。
充填する前の状態となっていて、
壁の面材や筋交いなどが見えますね。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-06-8-34-36-640x480.jpg)
面材と柱などとの取り合いを見ると、
コーキングで気密処理されていました。
さらに、外壁側の方で面材のジョイントに
テープを貼って気密処理をしているそうです。
二重の気密処理。素晴らしいです。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-06-8-28-33-640x480.jpg)
サッシはYKK APW330。
それに加えて掃き出し窓には
YKK APW431の大開口スライディング。
どちらも樹脂サッシとなっています。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-06-8-35-14-640x480.jpg)
チェックしていきます。
サッシ周りはコーキングとテープで
気密処理されていますね。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-06-8-37-51-640x480.jpg)
壁の面材を貫通している
PF管のまわりもコーキングで
気密処理されていました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-06-9-55-30-640x480.jpg)
こちらのスリーブ管も
面材を貫通していますが、
柱との距離がかなり近いですね…
これだけ近いと間の隙間を
気密処理がするのが難しくなりますが…
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-06-9-55-56-640x480.jpg)
うん、大丈夫ですね!
しっかりと処理されています。
これだけ狭い隙間だと、
コーキングを詰め込むのも一苦労です。
ここまで丁寧に処理されていれば
漏気を起こす心配もありません。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-06-9-01-49-640x480.jpg)
面材と柱の取り合いの他にも、
胴差しのジョイント箇所なども
しっかりと気密処理してありますね。
羽子板ボルトを見てみると、
ウレタンで全体が覆われています。
これは気密というよりは
断熱としての処理ですかね。
羽子板ボルトなどの金具は
熱伝導率が非常に高い為、
外の冷たい温度を室内に伝える
橋となってしまいます。
これが熱橋(ヒートブリッジ)
と呼ばれているのですが、
金具を伝って侵入した冷気と
室内の暖気との温度差によって、
結露が発生してしまう
可能性があるんですよね。
ですので、このように
ウレタンを吹き付けているのは、
結露を起こさないようにする為の
対策だったという事ですね。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-06-8-59-05-640x480.jpg)
玄関土間の断熱材の取り合いが
コーキングで気密処理してありました。
こんなところから漏気するの?
と思われる方もいるでしょう。
実はこの断熱材と基礎との
取り合いに隙間が出来ていると、
下の砕石から伝い漏れを起こす
ケースがあるんですよね。
後で埋まるはずの箇所ですが、
僅かにできた隙間を伝い伝って
漏気を起こす可能性もありますので、
不安な箇所は処理出来るうちに
しっかりと処理しておくのが
大切だと思います。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-06-9-08-00-640x480.jpg)
室内をチェックしていると…
面材と筋交いとの取り合いの
コーキングが切れてしまっている
箇所がありました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-06-9-08-18-640x480.jpg)
上からコーキングを打ち直して
処理を行いました。
まぁ外側で面材のジョイントに
テープを貼ってありますので、
あまり漏気することは無いでしょうが…
このままの状態にしておくよりは
絶対に処理しておいた方が良いですし、
やって損する事はありません。
なにより、
これがセルロースファイバーを
充填した後の状態とだった場合、
もう直すことは出来ませんよね。
直せるうちに直しておく、
コレがとても大切です。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-06-8-52-15-640x480.jpg)
それでは測定を始めます。
気になる結果は…
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-06-9-54-50-640x480.jpg)
C値=0.062cm2/m2の
ウルトラ気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-06-9-58-26-640x480.jpg)
この結果に、
立ち合いされたお施主様は
満足されたご様子でした。
㈱北製材所 ウィッシュホームさまは
気密に対する想いや熱意が強く、
現場を見ていれば適切かつ丁寧な処理が
施されているのが分かります。
だからこそ、ここまでの
素晴らしい気密が出せるわけですね。
先ほどコーキングが切れていた
箇所を気密処理した際にも
一度お伝えしましたが、
直せるうちに直しておく、
コレ、とっても大切です。
何かで隠れていたり塞がれている
状態になっていまうと、
どこから漏気を起こしているのか
判別する事が困難になりますし、
改善処理もとても難しくなります。
何処かに隙間が出来ていて
漏気してしまっている
ということは分かるけど…
探そうにも探せないし、
直そうにも直せない…
なんて後悔はしたくないですよね?
ですので、気密測定を行う際は、
なるべく気密ラインを直接
確認することの出来る状態に
しておくことをおススメします。