石川県金沢市で気密測定 2023/10/31
おはようございます
健太郎です。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/IMG_8483-640x480.jpg)
10月31日は 石川県金沢市で
㈱安藤建築事務所さまの現場の
気密測定を行いました。
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現場に入るとなんだか
いつもと違う雰囲気。
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気密シートが VCLスマート(デュポン)から
ウートップSDヴァリオ(ウルト)に
切り替わっていたのでした。
この派手な気密シートは
ユラソール(気密テープ)と同じ会社の商品。
可変透湿気密シートになります。
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気密処理した方から
「シートとテープが同じ会社だから
食いつきが段違い」と聞きました。
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写真はお試しで、監督さんが
気密シート(ウートップSDヴァリオ)に
気密テープ(ユラソール)を一部貼って
剥がしてもらっているところ。
食いつきが良すぎてシートが破れそう。
これでテープの浮きの押さえ直しが
少なくて済みそうです(^^♪
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断熱材は 屋根、壁、床ともに
旭ファイバーグラスの
アクリアウールα(グラスウール)。
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サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。
防火窓でメッシュが入っていない
モデルのため、メチャ高かった模様。
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サッシ周りはユラソールで
気密処理されていました。
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壁や天井の取り合いは
ユラソールで気密処理。
天井の貼られたユラソールは
梁と天井の隙間の伝い漏れを
押さえる処置です。
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剛床(床板)のジョイントにも
ユラソール。
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ユニットバス下の断熱材(ネオマフォーム)の
取り合い部分もユラソールで気密処理。
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玄関土間エリアは
土台、基礎、断熱材、土間の順に
ユラソールが施工されていました。
このテープは 接着面がきれいに
清掃されていれば、基礎やモルタルなど
肌の荒い場所も食いつきが良いです。
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それでは測定します。
気になる気密測定の結果は ...。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/IMG_8502-640x438.jpg)
C値 = 0.072cm2/m2 の超々高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/IMG_8503-640x440.jpg)
それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
ユニットバスの給湯給水配管まわりに
ウレタンが吹いてありましたが
漏気を感じました。
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漏気している箇所の上から
ユラソールを貼って気密処理。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/IMG_8492-640x460.jpg)
そー言えば、この現場には採光のために
天窓(ベルックス製)が付いていました。
天窓は漏気し易いので要チェックです。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/IMG_8517-640x450.jpg)
細かくチェックしましたが
全く漏気なし。流石ですね。
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後はいつものように
気密テープの浮きを押さえて
回ります。
いくら、シートとテープの
相性が良くなってもテープが
浮いてしまうところはありますので。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/IMG_8520-640x385.jpg)
テープの浮きが解りますか?
真ん中あたりの影の部分です。
このような箇所を押さえてから
上から気密テープを貼ります。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/IMG_8523-640x478.jpg)
小一時間くらいテープを
押さえたでしょうか。
今までよりテープの浮きが
少なくなった体感があります。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/IMG_8524-640x429.jpg)
ここは2階の床と梁の取り合い。
通常なら梁周りに気密テープが
貼ってあるのですがありません。
確認したところ、この状態が
仕上げ(化粧梁)のようです。
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入隅に手をかざすと
ほんの少し漏気を感じます。
こればっかりは仕上げなので
テープを貼れませんね。
それでは再測定します。
気になるC値改善後の結果は ...。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/IMG_8530-640x479.jpg)
C値 = 0.062cm2/m2 の超々高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cnm2/m2。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/IMG_8528-640x433.jpg)
測定結果に監督さんはかなり喜び
撮影されていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
7cm2 → 6cm2 と
1cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.06 から 1.01と 隙間風が入り難い
特性により良く改善。
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シートとテープの製造元が
同じになったことで、食いつきが良くなり
C値に反映された体感があります。
やはり相性って大切です。
ネックとしてはこのシートが
かなりお高いところですかね。