石川県小松市で気密測定 2023/11/04

おはようございます
健太郎です。

11月4日は 石川県小松市で
㈱コンセプト建築設計さまの
現場の気密測定を行いました。

基礎がかなり高い仕様の

平屋の大きな現場です。

断熱材は 屋根・壁ともに

アイシネンのウレタン吹付断熱。

リビングは 勾配天井の

梁見せ仕様。

サッシは リクシルのEW。

樹脂トリプルガラス。

サッシ周りは気密テープにより

気密処理されていました。

柱や間柱の取り合いにも

キラキラと気密テープ。

断熱材の隅に掛かって

貼ってあるのがGood!

伝い漏れを防ぐ処置です。

サッシ屋さんがサッシ調整をされています。

サッシの気密性能を引き出すには

調整された方が良いです。

 

特に引き違い、掃き出し窓が

多い場合は かなり有効かと(漏気しやすいから)。

剛床(床板)のジョイント、

柱周りは 気密テープで気密処理。

 

金属のようにエッジがくっきりで

丁寧にテープが貼られています。

ここは玄関土間まわり。

基礎と土台の間の

気密パッキンを覆うように

気密テープが貼られていました。

土間の断熱材(スタイロフォーム)は

モルタルで埋められていました。

 

断熱材の隙間から伝う

漏気を防ぐ処置です。

それでは測定前にチェックします。

まずは、排水配管の目貼りに穴が…。

目貼りの不備でC値が

悪く出たら勿体ない。

養生テープで漏気を止めました。

排水配管の根元に …

コーキング切れ。

コーキングを入れて

漏気を止めました。

大工さんが間仕切り壁の

内部に気密テープ。(床の取り合い部分)

床と柱&間柱の取り合いに

気密テープを施工。

この部分は伝い漏れを

し易いので 絶対おすすめ。

柱と筋交いの隙間に

ウレタンを充填。

隙間を伝う漏気止めです。

おっと、筋交いと天井下地の

隙間から漏気あり。

ウレタンを充填しました。

これはどこか分かりますか?

 

梁と雲筋交いの取り合いです。

隙間から漏気あり。

ウレタンを充填して

漏気を止めました。

それでは測定します。

気になる気密の結果は …。

でました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!! (0.05cm2/m2未満)
 
正確には…
C値 = 0.040cm2/m2 の超々高気密でした。

測定に立ち合いされた

お施主さまは とても喜ばれていました。

 

大きな掃き出し窓が2セットあって

αA(家全体の隙間面積)が

8cm2 は流石です。

約200m2 の広い家を

丁寧に隅々まで気密処理した

結果が Ⅽ値 0.040cm2/m2。

広い現場を細部まで気密処理するのは

根気とパワーを要します。

改めて大工さんの凄さを

体感した現場でした(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs