福井県小浜市で気密測定 2023/11/24
おはようございます
健太郎です。
11月24日は 福井県小浜市で
忠建築(ただしけんちく)さまの
現場の気密測定を行いました。
めちゃ軒が深い設計。
よく見ると外壁側で
気密処理されています。
ウレタンが吹かれた箇所は
金物まわりですかね。
パネル工法の現場のようです。
断熱材は ネオマフォーム。
気密はパネルの外側で取ってありました。
床が開いています。
基礎断熱の仕様の模様。
掃き出し窓から見える緑が豊。
外から基礎と土台の
取り合いをチェック。
基礎と土台の間の
気密パッキンの上下に
コーキングが入っていました。
気密パッキンが使われていても
基礎の不陸を拾うと漏気することがあります。
ナイスな気密処理です。
サッシはYKKのAPW330。
樹脂ペアガラス。
上山代表がサッシ周りに
コーキングを打たれていました。
屋根の断熱材は30倍発泡の
硬質ウレタン。
下屋の立ち上がりに
気密テープ。
いい仕事されています。
それでは測定します。
気になる気密測定の結果は ...。
C値 = 0.13cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
0.13cm2/m2 と 既に良い気密ですが
C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
まずは 玄関土間周りの
スタイロフォームの隙間。
室内ですが伝い漏れでしょうか。
隙間から漏気あり。
隙間にコーキングを
充填しました。
パネルと柱のクリアランスが
広い箇所から漏気を感じる。
気密テープを貼りました。
画面中央の隙間から漏気あり。
ここも気密テープ。
パネル上側の隙間が
目に付く。
気密テープと …
ウレタンで隙間を
押さえました。
気密処理で定番の
柱と床の取り合いを
攻めました。
すべての取り合いに
ウレタンを充填しました。
何度も言ってますが
この取り合いの気密処理は
効くので絶対やるべし。
2階の小屋裏に
今日イチの漏気箇所を発見。
梁とウレタンの取り合いです。
梁からウレタンが剥離しており
その隙間から びゅーびゅーに
漏気してました。
そんな個所が3箇所くらい。
まず隙間にたっぷりウレタンを充填し
その上からフタをするように
再度ウレタンを吹きました。
柱まわりからも漏気あり。
ここはウレタンを吹くときに
養生してあったと思われます。
養生を取ったときに出来た
隙間からの漏気ですね。
ここにもたっぷりウレタンを
充填しました。
それでは再測定します。
気になるC値改善後の結果は ...。
C値 = 0.082cm2/m2 の超々高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
C値改善を頑張った上山代表は
とても喜んで、詳細を確認していました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
36cm2 → 22cm2 と
14cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.31 → 1.11 と隙間風が
入り難特性に大きく改善。
忠建築さまでは 今回が
はじめての気密測定。
いろいろ、ウィークポイントが
分かられたと思います。
それにしてもはじめての
気密測定で 0.082cm2/m2 は
めちゃ凄すぎです(^^♪