石川県金沢市で気密測定(完成) 2024/02/16
稜です。
2024年2月16日は石川県金沢市で
クラード建築設計事務所さまの現場の
気密測定(完成)を行いました。
正面から見える、玄関付近の壁は
素敵な板張り仕上げとなっています。
中に上がります。
LDKは温かみのある色合いで
心地の良い空間となっています。
中央辺りに物が置いてあったのですが、
棚か何かの造作でしょうかね。
お高そうな物に見えましたので、
触らずそのままで撮影させて頂きました。
先ほどの画像の奥に写っていた
小上がりの和室。
框や襖に趣を感じますが、
LDKとのバランスを保つために、
一緒に目に入っても違和感なく
馴染むようにデザインされていますね。
LDKに繋がっている納戸(?)です。
角度的に撮影が難しかったのですが、
とっても大容量でたくさん物を
保管する事の出来るスペース
となっていました。
二階に上がると、階段上部に
4つの小さなFIX窓が。
配置も素敵な可愛らしい設計。
その上、光を取り入れる役割も
しっかりと果たしてくれています。
先程から気になってはいましたが、
このゴワッとした質感の塗り壁。
やっぱり良いですね~。
窓の付近など光の当たる箇所では
陰影が強調されて模様が浮き上がるので、
見ていて楽しくなりますね。
二階にも和室があってビックリ。
こちらは来客用でしょうか?
詳細は分かりませんが、
イ草の良い香りが漂ってくる
心の落ち着く空間です。
こちらは二階のホール(おそらく)。
一階の納戸と同様に色々と
物を置くことが出来そうですが、
こっちは本や飾りなどを置く趣味用の
スペースなのかもしれませんね。
こちらの家ではマーベックスの
床下第一種換気『澄家』が
入っています。
この画像だけ見ても、何だこれ?
となるかもしれませんが、
コレは澄家の屋外給気口。
この金属のカバーの下には縦長の
フィルターが取り付けてありまして、
それを通すことで室内に綺麗な
空気を取り込むことが出来るわけですね。
そして、こちらは床下エアコン。
床下換気システムの澄家と
組み合わせて稼働させることで、
澄家で取り込んだ新鮮な空気が
床下エアコンによって基礎内で温まり、
それを室内に排出することで
効率的に快適な環境をつくる事が出来ます。
また何度か説明していますが、
このエアコンを隠す表面のフタが
格子状になっているのは、
排出した空気を循環させて
再度取り込むというリターン環境が
エアコンには必要だからです。
二階の床を確認してみると、
床下エアコンで暖めた空気を
二階まで効率良く持っていくために、
送風用のファンが取り付けられていました。
さらに、部屋と廊下の間で
通風させるための換気扇が
取り付けられていましたので、
先ほどのファンで引っ張ってきた
新鮮で暖かい空気を、
離れた個室にまで届けることが出来ます。
お施主様が快適に暮らせるように
しっかりと考えられていて、
素晴らしい設計ですね。
それでは測定を始めます。
気になる結果は…
C値=0.13cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
この結果に、
立ち合いされた社長は
満足しているご様子でしたが、
より良く出来るように今後も
頑張りたいと仰っていました。
竣工状態での気密として
既に素晴らしいレベルなのですが、
さらに上を目指そうとする姿勢には
尊敬せざるを得ませんね。